「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■こいつはレアだぜ■ KATO 437 クハ201ほか201系試作車(カナリアイエロー)■前照灯と後尾灯の点灯化

皆さん、こんにちは。

「大体」で楽しむ鉄道模型 です。

更新が滞るのはいつものことですが、今回は息子の高校受験があったり噂のヤバい感染症にかかったりでかなり久々の更新となってしまいました。

息子も無事に第一志望に合格して、季節はまさに春でございます。

さて、ちょっと前になりますが、立ち寄ったブッ○オフでこんなものを入手してしまいました。

 

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↑こちらです。

ピンとくる方なら上の画像でもうピンときていると思います。

レアゲージ界の雄「KATO 201系試作車」のカナリアイエローでございます。

お店でコレの先頭車が500円でぶら下がっているのを発見して思わず「うぉっ…」と声が漏れました。

発掘調査の結果、クハ201×2両、モハ200×1両、モハ201(M)×1両の計4両が出土しました。残念ながらクモハ200とモハ201のトレーラー車は検出されず…残念。

KATOの201系試作車は実車の登場時に、実車どおりのオレンジと、「勘で」ラインナップしたカナリアイエロー、スカイブルー、ウグイス、エメラルドグリーンの国電各色カラーが発売されています。

実車がしばらくオレンジしかなかったためそれ以外の色は「珍モデル」と言ってよく、塗り替えや実車に合わせた「量産化改造」を施したモデラーもいたため、色にもよりますが、原形をとどめたものは今ではプレミアムモデルになっています。

実車は量産化改造後に総武線に転属してイエローになり、先頭車は保安装置を搭載できない関係から編成の中間に組み込まれ、後に京葉線転属でスカイブルーになりました。

模型のレア度も実車カラーの遍歴に沿って変化していて、オレンジ→イエロー→スカイブルー→ウグイス・エメラルドグリーンの順にレア度と値段が増している気がします。前にネットオークションで、イエローが各種10両で4万円ほど、ウグイスが各種10両で10万円ほどで落札されているのを見ました。

私が今回買ったお値段はモーター車が1,250円で、それ以外は一律500円のワンコインです。にわかには信じ難い安値ですね。お店にとっては損だったり値付けミスがバレたら店員さんが怒られたりするかもしれませんが私はとっても嬉しいです(≧∇≦)

ちなみに、オレンジはうまくすると1両あたり1,000円くらいでネットオークションで落札できますので、入手は比較的容易です。

 

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↑かつて1両1,000円くらいで入手したオレンジ中古品。

クモハ200-モハ201-モハ200-モハ201-クハ201の5両編成で、大分前にこのブログで紹介したことがあります。

daitaitetsu.hatenadiary.com

ケースもついて、オプションの純正ライトユニットまで組み込まれていたお買い得品です。

 

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↑さて今回手に入れた品を見ていきましょう。まずはクハ201の1両目。

 

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↑前面ダミーカプラーと前照灯クリアパーツが欠損しています。まぁ、500円ですし。

 

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↑クハ201の2両目。

こちらは欠損パーツもなく良い感じです。2両ともオプションの前照灯ユニットはついていません。

 

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↑モハ200、問題なし!もちろん500円‼︎

 

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↑ダブルパンタが勇ましいモハ201のモーター車、こちらは1250円です。値札に「動作不良あり」と書いてありました。

 

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↑線路上で通電してみると、モーターは唸りをあげるんですがちっとも前に進みません。よく見ると片方の動力台車とモーターをつなぐシャフトパーツの途中が欠損しています。まぁ、ジャンク品というのはこういうものです。

 

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↑とりあえず、以上の4両が今回の入手品です。

ケースは無いですしパーツ欠品とかはありますけど、4両で2,750円という破格値です!多少の欠点を分売パーツや整備で補ってもお釣りがくるってもんです。それでは、早速やっていきましょう。


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↑まずはダミーカプラーと前照灯クリアパーツが欠損しているクハ201から。

ダミーカプラーはKATOの「Z04-0247 クハ205 ダミーカプラー」を用意。ホビーセンターカトー東京の棚ではラス1でした。


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前照灯パーツは0.75ミリ径の光ファイバーの先端を、近づけたハンダゴテの熱でレンズ状に変形させて代用します。1ミリ径のほうが具合が良さそうですけど、手元になかったもので…(^^;;


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↑左が補修後、右がオリジナルです。ダミーカプラーは文句なし!前照灯代用パーツも、点灯化しないんだったらコレくらいで十分でしょう。

 

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↑パーツを入手したホビーセンターカトー東京。

新店舗にははじめて行きました。ものすごーく大昔の少年時代に一度だけ親に旧店舗に連れて行ってもらったことがあります。ここの販売商品は定価ですからほとんど見るだけですけど、豊富な品揃えでワクワクしますよね。

それでも、パーツなんかは元値が安いですからついついお土産感覚でじっくりと見てしまい、こんなものを発見したりします。

 

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↑「4392G 700系 ライトユニット」です。

まったくの勘ですが、少しの加工でクハ201に組み込めそうな予感がしたんです。

今回入手したクハ201のうち、状態の良い方の前照灯・後尾灯の点灯化にチャレンジしたいと思います。

 

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↑オリジナルの状態。

コレを選んだポイントは、基盤のサイズが丁度良さそうだったことと、クリアLEDの足が長くクハ201のオデコに届きそうだったことです。


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↑クリアLED(電球色)の足を現物合わせで上に曲げて、赤色LEDは足が短かすぎるので切除して、代わりに手持ちの白色LEDをハンダづけしました。後尾灯パーツは赤いですから白色LEDでも問題ありません。マスキングテープはショート防止の絶縁用です。


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↑基板の足を現物合わせで画像のように曲げます。


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↑座席パーツに取り付けたところ。

組み込む際に矢印部分の基板が干渉しますので、機能に影響がないように注意しながらニッパーでカットします。


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↑ボディへの組み付け具合を確認。良さそうです!

 

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↑下回りを分解したところ。

集電・導電パーツがかなり汚れていますね。綺麗に点灯させるために車輪、台車集電板、ボディ集電板をサンポール漬けにした後よく水洗いし、車輪はレールクリーナーで、それ以外は接点回復剤で磨いておきます。ウェイトは接点回復剤で磨くだけです。

 

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↑処置終了後の点灯テスト。問題なく綺麗に点灯しました!

パーツを見て思いついて、勘で買ってきて、現物合わせで「大体」な感じで工作しましたが、ドンピシャにはまって気持ちいいです(´∀`)

次回はモーター車を整備していきたいと思います。

今回も「大体」のところで楽しめました(^^)