「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■「大体」な貨物駅をつくる■KATO 23-143 貨物駅プレート 延長セット

皆さんこんにちは、「大体」で楽しむ鉄道模型 です。

私の住む首都圏は、新型コロナウイルスによる2回目の緊急事態宣言下におかれ、1月とは思えない春みたいな陽気の日があってもなんとなく外出はためらわれるのでもっぱら家で過ごしています。ある日、大手家電量販店の通販サイトで家族に頼まれた品物をカートに入れたのですが、そうすると「ついでに何かちょっとした鉄道模型の小物でも…」となるのが人情というもので、何とはなしに検索していて思い出すように見つけましたよ、コレを…

 

f:id:daitaitetsu:20210117111948j:image

↑KATOの「23-143 貨物駅プレート 延長セット」です。発売当時に基本セットを見て「面白いけど高いなぁ…そもそもウチの線路はTOMIXだしなぁ…」と思って買わなかったのですが、今回「延長セットだけなら安く買えるし情景としてレイアウトに組み込むだけでも楽しいかも!」と心変わりして購入しました。最近俄かにコキやコンテナを集め始めたところでもありましたしね(〃ω〃)

基本セットと延長セットの違いは、KATO標準の複線間隔を貨物駅用に狭めるアダプター線路、自動車積卸装置、自動車用パレット、カートレイン用乗降台くらいです。本線に組み込まない私にはアダプター線路は不要ですし、自動車の積卸しシーンを再現したい欲望もカートレインの手持ちも今のところありません。延長セットだけで充分なのです♪(´ε` )


f:id:daitaitetsu:20210117111909j:image

↑セットの中身は軌道プレート×2、道路プレート(黄線入)×2、道路プレート×2(無地)と…


f:id:daitaitetsu:20210117111846j:image

↑路面用のステッカーとジョイントパーツです。さて、どう使うのかと説明書を探したけどありません。


f:id:daitaitetsu:20210117111840j:image

↑「基本セットに付属」の説明書を読め、と書いてあります。ケチ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

まぁ、読まずとも大体わかりますが…


f:id:daitaitetsu:20210117111939j:image

↑白いジョイントは軌道パーツと道路パーツの接続に、グレーのジョイントは道路パーツ同士の接続に使うようです。


f:id:daitaitetsu:20210117111954j:image

f:id:daitaitetsu:20210117111945j:image

↑今回の貨物駅プレートの設置予定地の現況です。場所は都市型駅近くの引込線で、KATOの詰所やTOMIXの橋上駅舎の残骸を置いてなんとなくですが保線基地っぽくしています。最近買ったTOMIXフォークリフトやひと山いくらのジャンク品に混じっていたシール貼りのコンテナなんかを置いて貨物駅の要素が加わり、カオスな空間になっていました(笑)ここを完全な貨物駅にしましょう。


f:id:daitaitetsu:20210117111928j:image

↑まずは更地にします。置いてあるものを取るだけですから簡単です。私がこのレイアウトを固定式あるいはセクションレイアウトにしないのは、徐々に進化するレールやストラクチャーを楽しみたいからでもあります。もちろん「大体」な性格だからというのもあります( ´∀`)固定式も好きだから本当は大きく作ってみたいんですよ?


f:id:daitaitetsu:20210117112000j:image

↑ともあれ、仮置きしてみました。うん、貨物駅プレート良いじゃないですか!とても良い!適当にコキ、コンテナ、フォークリフトを置いただけで今風の貨物駅の雰囲気バッチリです。


f:id:daitaitetsu:20210117111903j:image

↑あまりにも気に入り過ぎたので、もつ一つ追加で注文してしまいました。二つ設置できるよう既存のTOMIXアパートとジオコレ商店街には退去してもらいましたので、用地の確保もバッチリです。しかし、詰所はここにあると絵的には良いんですが、コンテナの積み下ろしには邪魔ですね。建設位置を工夫しなければなりません。


f:id:daitaitetsu:20210117111906j:image

f:id:daitaitetsu:20210117111859j:image

↑翌日、新しく届いた延長部も設置しました。コンテナを取り扱うのに十分な広さを確保できて存在感もバッチリです。行き止まりのディスプレイ線路ですから、非電化で荷役線の雰囲気に仕立てていくことになるかな。


f:id:daitaitetsu:20210117111912j:image

↑さて、貨物駅を盛り上げるためにこんなのも買っていますよ。KATOの「23-515 TCMフォークリフト FD115(一般色)」と「23-516 TCMトップリフター FD300(JR貨物色)」です。フォークリフトは貨物駅以外でも使うことがあるかも…と一般色にしてみました。購入する際の最初の感想は「高ぇっ…」です。二つ買うと電気機関車が買えちゃうんです、ためらっちゃいますよね(-。-;


f:id:daitaitetsu:20210117111957j:image

フォークリフトの中身はこんな感じ。フォークリフトが2台、付属パーツ、ステッカー、説明書です。


f:id:daitaitetsu:20210117111937j:image

↑付属パーツをつけてみました。左が取付け済み、右は未取付けです。まぁ、当たり前ですがつけた方が細密感が増しますね。パーツは接着剤を使わなくてもキッチリはまります。ステッカー貼りは面倒くさいしあんまり効果も無さそうなので割愛しました。


f:id:daitaitetsu:20210117111925j:image

TOMIXフォークリフトと並べてみました。値段もプロトタイプ(TOMIXのにはあるのか?)も違いますから一概に比べることはできませんが、まぁ、KATOの方が見た目は凝ってますね。高いんですから当たり前ですが。


f:id:daitaitetsu:20210117111857j:image

↑裏返したところ。KATOは床が金属パーツになってます。コレが肝です。


f:id:daitaitetsu:20210121231937j:image

↑それぞれに12フィートコンテナを持ち上げてもらいました。TOMIXは持ち上げられずにお尻が浮いてしまいますが、KATOは楽々と持ち上げます。金属製の床パーツのおかげですね。


f:id:daitaitetsu:20210121231948j:image

↑KATOなら、今まさにコンテナを積み重ね中!のような動きのある情景も簡単に再現できます。まぁ、高いんですからこれくらい…(以下略)

 

f:id:daitaitetsu:20210121232025j:image

↑FD115の実車は空の20フィートコンテナを運ぶこともあるらしいので持たせてみました。20フィートも楽勝ですね。


f:id:daitaitetsu:20210117111914j:image

↑じゃあ、40フィートはどうよ⁉︎と持たせてみましたが、海上コンテナも高々と持ち上げて危な気ありません。恐れ入りましたm(_ _)m


f:id:daitaitetsu:20210117111843j:image

↑お次トップリフターです。こちらはJR貨物色にしました。付属パーツ、ステッカー、説明書が付属します。


f:id:daitaitetsu:20210117111849j:image
f:id:daitaitetsu:20210117111837j:image

↑(上)付属パーツ取付け前 (下)同取付け後

まぁ、付けた方がいいですね(^^; パーツのはまりは結構ユルユルなのでごく少量のゴム系をつけました。


f:id:daitaitetsu:20210117111942j:image

↑こんな感じでアームがビヨーンと広がります。


f:id:daitaitetsu:20210117111930j:image

TOMIX海上コンテナを持ち上げたところ。KATOのだけでなくTOMIX製品も持ち上げられます。


f:id:daitaitetsu:20210117112217j:image

↑問題は持ち上げ方です。印の部分のツメを「ウソッ⁉︎」と言うほどひん曲げてコンテナを掴みます。「折れるなら折れろ!」という覚悟とともに押し込むのがコツです。何回もやったら折れそうで怖いです_:(´ཀ`」 ∠):  実は丈夫な不思議素材なのかな?

 

f:id:daitaitetsu:20210124225210j:image

海上コンテナの積込みシーン。レイアウトという「静」の世界に「動」が表現できて良いですね!買って良かったかも(^^)


f:id:daitaitetsu:20210124225204j:image

↑貨物駅の端っこはどうしましょうかねぇ?線路のジョイナーをはずしてアパートとのあいだにジオコレの塀を置いてみましたが、線路が敷地端まできてるのが違和感ありますし…


f:id:daitaitetsu:20210124225157j:image

↑いずみ荘の人たちも列車が突っ込んでくる危機感を抱きそうです(笑)


f:id:daitaitetsu:20210124225152j:image

↑やはり車止めは設置したほうが良いでしょう、ということで「20-060 車止め線路D 35mm」を買いました。


f:id:daitaitetsu:20210124225201j:image

↑中身は車止め、付属パーツ、ジョイナーはずし。ジョイナーはずし…こんな便利なものがあったんですね。知らずにドライバーで無理やりはずしてジョイナーをガビガビにしてました…KATOの線路は不慣れなもので…(-。-;


f:id:daitaitetsu:20210124225217j:image

↑付属パーツ取付け前(右)と同取付け後(左)

取付けには1mmのピンバイスが必要です。シンプルな設置前の風情も捨て難いものがありますが、今回は模型的な映えを意識して付属パーツありで設置していきます。


f:id:daitaitetsu:20210124225155j:image

f:id:daitaitetsu:20210124225207j:image

↑設置してみました。基地の拡張でいずみ荘の向きが変わりました。うん、これならいずみ荘の人たちも安心ですね。車止めの横のスペースにはのり付きパネルに厚紙を貼ったものを設置してみました。

 

f:id:daitaitetsu:20210125003444j:image
f:id:daitaitetsu:20210125003447j:image

↑うーん、しかしやっぱりアレですね、詰所がここにあると積み下ろしの邪魔になりそうですね。ちょっとリアルさに欠けてしまいそうなので、詰所の位置を変更します。

 

f:id:daitaitetsu:20210128072530j:image
f:id:daitaitetsu:20210128072533j:image

↑もう、ここしかないですね。車止めの設置で安寧を得たかと思われたいずみ荘の人たちは立ち退きの悲運に遭いました(;o;)前面の厚紙道路との間に、厚紙の地面を敷き、厚紙とのり付きボードを利用した土台と、やはり厚紙で作ったスロープを設置しました。こんな大体な工作でも、周りの風景がそもそも大体に作られてますからそれなりな雰囲気が出ます。鉄道模型は自由度の高い趣味ですね( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

f:id:daitaitetsu:20210128072603j:image

↑コンテナを置くと空間の密度があがって良い感じです。まだまだ増やせるスペースを作ってしまったのが恐ろしいです(笑)


f:id:daitaitetsu:20210128072626j:image

↑今回導入したフォークリフトトップリフターも大活躍です。動きを表現できるので風景が活き活きとしますよね。人形も置こうかなぁ。


f:id:daitaitetsu:20210128072650j:image
f:id:daitaitetsu:20210128072647j:image

↑今後コキやコンテナを増やすのが楽しみになりますね。この風景を背景に本線上を列車が走るのを眺めるのも良さそうです(^^)

今回も「大体」なところで楽しめました。

 

■実車記録編■元旦に見た西武新2000系とLaViewそしてサフィール踊り子■2021.1.1

皆さまこんにちは。

ブログ 「大体」で楽しむホビーライフ の新コーナー 「大体」で楽しむ鉄道撮影 でございます。

こちらでは、私が「大体」な姿勢で撮りためた鉄道写真や動画をご紹介します。

私には平成18年頃からの約5年間、撮り鉄に勤しんでいた時期があります。今は家庭の事情でほとんでやっていませんが、それでも鉄道を見かければその時手に持っているカメラでちょこちょことは撮っていますので、振り返るとそこそこな数が溜まってきています。撮影技術を極めたわけでも機材にこだわってるわけでも実車の知識が豊富なわけでもない「大体」なものですが、鉄道模型の購入動機やキット製作に繋がっていたりするので、本人は結構楽しんでいます。思いつくまま気楽に紹介させていただきますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて、1本目の記事は2021年の元旦に見た車両たちのご紹介です。

私は西武池袋線の沿線出身です。沿線から離れて久しいですが、子供の頃から慣れ親しんだ西武線は今でも私の好きな鉄道No. 1ですね。元旦に久々に池袋線に乗る用事があったので、懐かしくスマホでいろいろ撮りました。

 

f:id:daitaitetsu:20210108222935j:image

(2021.1.1 西武池袋線 清瀬駅)

まず1枚目は清瀬駅で撮った新2000系2075F、各駅停車 所沢行きです。池袋線用に投入された後期形の8両固定編成(クハ2075-モハ2175-モハ2176-モハ2275-モハ2276-モハ2375-モハ2376-クハ2076)で、懐かしの西武所沢車両工場製のようです。所属は小手指車両基地。2011年にリニューアル工事が実施され、戸袋窓の埋め込み、行先表示等のフルカラーLED化、旧社章の取り外し、側面車両番号のプレート化、前面窓下の車両番号表記の追加、パンタグラフシングルアーム化等が実施されています。

戸袋窓を埋めると「2000系感」がとても増しますね。そして取り外された旧社章といえば、あの野球ボールが中に入った「西」の字ですね、懐かしい。リンゴみたいな「西」の字のシンボルマークになって久しいですね。

 

f:id:daitaitetsu:20210108223502j:image

(2021.1.1 西武池袋線 清瀬駅)

2075Fの発車と入れ違いに上りホームにやってきた新2000系2079Fの各駅停車 池袋行きです。新2000系づいてますね(笑)2075Fと同じ後期形・2010年リニューアル工事済み、小手指車両基地所属の8両固定編成(クハ2079-モハ2179-モハ2180-モハ2279-モハ2280-モハ2379-モハ2380-クハ2080)です。

 

f:id:daitaitetsu:20210115202447j:image

↑新2000系はグリーンマックスのキットが組み立てられるのをかなり長い間待っています。中古でキットを買ったら前面や床下機器パーツが欠けてたりして、補充するのに手間と時間とお金が余分にかかってしまいましてね…(-。-;

キットの中古は中身をしっかり確認できる時以外は避けたほうが無難ですね。そろそろ組み立てようかな?前面のステンレス飾り帯が凹モールドなのをどうにかしなきゃいけないのが面倒なんですよね…どうにかしなきゃいいのか(笑)

 

f:id:daitaitetsu:20210108223522j:image

(2021.1.1 JR池袋駅(西武池袋線池袋駅ホームより))

西武池袋線池袋駅のホームで列車から降りたら、向かいのJR池袋駅構内を通過していくE261系「サフィール踊り子」が見えました。初遭遇です!1/1は新宿12:25発の臨時「サフィール踊り子5号」が設定されていたようですので、その送り込みの回送でしょう。咄嗟だったのでスマホのムービーを回すのが精一杯でしたが、チラッとでも見られてよかったです(^^)

E261系「サフィール踊り子」はKATOから発売予定のNゲージを予約しちゃってます。実車を見る前に予約しました(笑)私は基本的に小さい頃に好きだった国鉄の車両が好きなんですが、E261系は格好いいですね!模型映えもしそうですし、手に入れるのが楽しみです(о´∀`о)個人的には、サフィール踊り子はTOMIXプログレッシブグレード第3弾で狙ってる気がするんですがねぇ。四季島みたいに周回遅れでかぶせて来たりして(≧∀≦)


f:id:daitaitetsu:20210108222942j:image

(2021.1.1 西武池袋線 池袋駅)

サフィールを見た後に西武線の特急ホームを見ると001系LaViewが停まっていました。走っているのを遠目で見たことはありますが、しっかり見たのは初めてです。

 

f:id:daitaitetsu:20210112114521j:image

↑5000系レッドアローの4→6両、10000系レッドアローの7両、001系LaViewの8両と、ジワジワと1両ずつ増えていった結果、とうとう特急ホームからはみ出しています(笑)

 

f:id:daitaitetsu:20210112114726j:image

↑でも、乗降ドアは柵内に収めてます。まぁその柵も無理矢理7番線にせり出してますが(笑)

ちなみに私が遭遇したのはA編成でした。


f:id:daitaitetsu:20210112153435j:image

↑なんとも言えない、独特な前面形状ですね。横から見ると個性が際立ちまくってます。


f:id:daitaitetsu:20210108222939j:image

↑大きな窓と包み込むようなイエローのシートも特徴ですね。だらしない格好で座ってたら外から丸見えですので、停車中はちょっと気まずいかも。走行中は開放感があって良さそうです。

ラビューはマイクロエースNゲージでの製品化を発表しましたね。KATOが製品化するのを期待している方も多いと思います。実車デビューにあわせて40000系をリリースした勢いでラビューも!と私も思ってしまいますが、関東の1私鉄の特急車両なんてそんなに数は売れないでしょうから、先に発表されたら競作は避けるんじゃないでしょうか。マイクロエースのラビューね…私はきっと予約すると思います(笑)

 

f:id:daitaitetsu:20210112155828j:image

(2021.1.1 西武池袋線 清瀬駅)

↑ラビューは清瀬駅で上から通過する様子も眺めることができました。ヒジョーにスッキリとした屋根上ですね。模型製作に向いているかもしれません。

それでは、新2000系の清瀬駅発着とラビューの通過を動画でもご覧ください。

 

 

youtu.be

 

f:id:daitaitetsu:20210115153602j:image

レモンイエローの車体にステンレスの飾り帯…「西武の黄色い電車」が行き違う風景がまだ日常で安心しました(^^)長く活躍が続いて欲しいものです。

今回も「大体」のところで楽しめました。

■中古・ジャンク整備録■フル分解整備で絶好調■KATO 701 DD13

皆さまこんにちは。

新ブログに移行してから一本目の 「大体」で楽しむ鉄道模型 となります。

※旧ブログの記事はこちらでご覧いただけます。

はじめての方のために簡単に説明しますと、深くこだわらずに「大体」な感じで鉄道模型を楽しんでいるワタクシの、備忘録兼独り言といったブログとなります。

なにはともあれ、早速参りましょう。

 

f:id:daitaitetsu:20201228144419j:image

↑今回のお題はKATOの品番701 DD13です。ネットオークションの「ひと山いくら」の中に入っていたものです。

 

f:id:daitaitetsu:20201228144407j:image

↑KATOの古いプラケース入りで、紙ラベルに品番がスタンプで押してある時代のものです。ケースは破損は無いものの相当にキチャナイですね。


f:id:daitaitetsu:20201228144340j:image

↑中身はなかなか良い状態です。機番は「DD13 115」です。


f:id:daitaitetsu:20201228144352j:image

↑115号機は出力増強型の量産機となるようです。前照灯が埋め込み型のシールドビーム2灯になったりボンネット上にラジエーター用送風ファンが設置されたりと、初期型とはかなり外観が変化しています。


f:id:daitaitetsu:20201228144348j:image

↑私が入手した機体の裏っかわです。車輪を見ていただいてわかる通り、不動ではありませんがまともには走行しません。整備して復活させてあげましょう。


f:id:daitaitetsu:20201228144410j:image

↑まず床下のカバーから外します。ボディとの隙間に指の爪を差し込んで、真下に向けてゆっくりと徐々に力をかけます。コジるとカバーのツメが折れると思います。


f:id:daitaitetsu:20201228144345j:image

↑床下カバーを外すとボディがスッポリと取れます。


f:id:daitaitetsu:20201228144404j:image

ランボードとその上の機器箱のパーツを取ります。ランボードは意外と柔らかく手すりも繊細なので丁寧に取り扱います。ライトユニットも取っちゃいましょう。

 

f:id:daitaitetsu:20201228144337j:image

↑左右のダイキャストをとめているビスを外します。台車を取るだけなら緩めるだけで良いのですが、今回はフル分解します。


f:id:daitaitetsu:20201228144416j:image

↑お次は台車の分解です。通電とギア・車軸受けを兼ねたダイキャストパーツを取り外します。台車の前後のツメを外してあげるとスルッと取れます。


f:id:daitaitetsu:20201228144413j:image

↑真鍮パーツと車輪も取り外します。


f:id:daitaitetsu:20201231153408j:image

↑このタイプの台車の場合、車輪踏面を磨いても走行性能が回復しない時は、印のダイキャストの車軸受けと金属車輪の裏側&付け根の汚れが原因なことがほとんどです。全箇所レールクリーナーで丁寧に磨きます。台車一つで8箇所あります。ある程度根性が必要です(笑)車輪の踏面もピカールをつけた綿棒で磨きます。

 

f:id:daitaitetsu:20201231231859j:image

↑あまり汚れていないことがほとんどですが、台車とダイキャスト本体が接する部分も磨いておきます。


f:id:daitaitetsu:20201228144356j:image

↑トラクションタイヤも切れて無くなっていました。TOMIX風に言うと車輪ゴムですね。手持ちで合いそうなのはそのTOMIXの「JG04 車輪ゴム φ5.6mm」でした。良い具合に付きましたよ。


f:id:daitaitetsu:20201228144343j:image

↑真鍮パーツもレールクリーナーで磨いて、ギア軸にはごくごく少量のセラミックグラスを付けておきます。


f:id:daitaitetsu:20201228144358j:image

↑台車のお手入れ完了です。

 

f:id:daitaitetsu:20201231233947j:image

↑ボディは軽く中性洗剤とぬるま湯で洗いました。

…ん?

 

f:id:daitaitetsu:20201231234440j:image

↑ケースと発泡スチロールの中敷きも中性洗剤とぬるま湯で洗ったら綺麗になりましたよ。

アレ…1両増えてますね(笑)

 

f:id:daitaitetsu:20201231233956j:image

↑同じ品番701ながら、ケースが変わってグレーに白文字の紙ラベルが入っている方は以前に中古で入手していたものです。入手当時からやはり動きが鈍かったので、これを機に一緒に整備しました。


f:id:daitaitetsu:20201231235359j:image
f:id:daitaitetsu:20201231233952j:image

↑外観は一緒です。フル分解して中身も比べてみましたが、ケース以外の違いは見つけられませんでした。

 

f:id:daitaitetsu:20210101175251j:image
↑2両揃ったら重連にするしかないでしょう!貨車は手近な所に積まれているものから「大体」な感じでチョイスしました。

それでは走行動画に参りましょう(^^)

 

youtu.be

【走行模型】

KATO 701 DD13

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★

走行の安定性★★★★

走行の静粛性★★★☆

取扱いの容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★

総合評価:★★★★

古い製品ですが、外観のクオリティは高いです。

きちんと整備すれば今でも安定した走りを見せてくれます。

走行音は少し大きめですが、ディーゼルロコっぽくてそれも良いかと。

方法さえわかれば分解は簡単なので、取り扱い易いです。

中型機かつオールドモデルですが、重連にすると独特の風格が漂って良いですね(*´꒳`*)

今日も「大体」のところで楽しめました(^^)

新ブログに移行します!

皆さま、明けましておめでとうございます。

突然ですが、「大体」で楽しむ鉄道模型 は新ブログに移行します。

その名も 「大体」で楽しむホビーライフ !

「大体」で楽しむ鉄道模型 は、新ブログのカテゴリーの一つとして存続します。YouTubeの 「大体」で楽しむ鉄道模型〜走行動画編 もそのままです。

管理人には実は鉄道模型以外にも、鉄道撮影、艦船模型、ゾイドなど、様々な趣味があります。鉄道模型以外にもアレやコレやの話しをしたい!ということで、令和3年(2021)の新年を機に新ブログに移行したいと思います。

鉄道模型はそれらの趣味の中心ですので、新ブログでも相変わらず話題の中心になると思います。

こちらの旧ブログ 「大体」で楽しむ鉄道模型 も更新は止めますが、記事はそのまま残しておきます。価値は無いですが私の財産の一つですからね(^^)

引き続き、新ブログのほうで私のヨタ話兼備忘録にお付き合いいただければ幸いです。

今後とも、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m

■三十年越しのフル編成化■KATO 10-091 10-092 TGV

11月ももう終わりますね。関東では立冬過ぎまで異様に暖かく、軽い作業をするだけですぐに汗ばんでいました。それ以降は徐々に冷えてきましたけど、セーターを着ると大汗をかくような日の方が多かったですね。月末になってようやくストーブをつけちゃう日が出てきました。四季の巡りが昔とはぜんぜん違うので、身体に応えますねぇ(;´Д`A

f:id:daitaitetsu:20201114165948j:image

↑さて、今回のお題はKATO最初の欧州型車両として1983年に発売が開始された「10-091 TGV」です。中身は同じだと思いますが品番的にはS14701のほうが先なのかな?いずれにせよ多くを語らないシンプルな商品名です。モデルはフランスの誇る高速列車TGVの最初の量産型営業編成で、調べるとSud-Est(シュド エスト)って言うらしいですね。「南東」という意味で、フランス最初の高速鉄道専用線LGV南東線に投入されたTGVだからSud-Estなんですね。うむうむ、わかりやすい(笑)1983年当時はTGVと言ったらコレだけですから商品名もシンプルなんでしょう。TGVの車両レパートリーが現在のように増えることも、30年以上経っても現役のSud-Est編成がいることも、まさかTGVの愛称すら消えてしまうことも想像なんかつかない時代のネーミングですからね、無理もない。ちなみに私の頭の中のTGVも世界最速列車として鉄道図鑑を華々しく飾っていたコレだけです。実車は見たことありませんよ、遥か遠いおフランスの話ですし(*´Д`*)

私は、小学生の頃にこの「10-091」を買ってもらいました。その頃の所有車両といえばまだ西武と国鉄の車両合わせて数十両程度だったと思いますが、そのコレクションにどーんとこのTGVが加わっています。誕生日プレゼントだったかな?何故に、いきなり、海の向こうの見たこともないTGVが欲しかったのか(笑)

f:id:daitaitetsu:20201126213344j:image

↑毎度のことですが、本や図鑑の影響ですね。これは1976年発行の旺文社学習図鑑『機関車・電車』です。載っているのはTGVといっても5両編成のガスタービン試作車です。図鑑発刊時にはガスタービン方式はやめて電気駆動に切り替えていたようですが…。この頃の図鑑にはキラキラと眩しく光る「未来」がいっぱい詰まっていましたね。リニアモーターカーが未来の象徴として必ず図鑑で取り上げられていましたが、自分がロケットで宇宙に行くのと同じくらい縁の無い話だと思ってました。それが、身近でもうガンガン建設してますからね、時は経つんだなぁ…と(*´ω`*)

私の小さい頃の鉄道模型コレクションには一つ特徴があって、西武の車両以外は塗装が派手な車両を選ぶ「ジャケ買い」傾向が見られます(笑)TOMIXDD51ユーロライナーカラーとか、TOMIXキハ183系新塗装セットとか、TOMIX三陸鉄道36形とかですね。まぁ、見たこともなく、また乗ることもないであろうクルーズトレインとか今でもつい買っちゃったりしてますからね。成長してないですね(=´∀`)

f:id:daitaitetsu:20201114183136j:image

↑さて、私の持っているのは品番10-091のTGVセットですが、これが「基本セット」で実は「増結セット」も存在することに気がついたのはここ数年の話です。「大体」というより迂闊もいいところですね(;´Д`A 昔はフル編成にしない・できないのが当たり前でしたからね、盲点だったということにしましょう。気づいたからにはフル編成にしたくなるのが当たり前ですが、私が求める「品番10-092」の増結セットがなかなか中古に出てきません。オークションでたまに見かけて手を出したりしたんですが、あっという間に高値になってとても手を出せる金額ではなくなってしまいます。お金に糸目をつけなければなんでも買えますが、そんなお金はないですし、それをやったらあっという間にこの趣味はつまらなくなりそうな気もします。

自分が納得できる価格で入手するのは無理かなぁ…と思いながらもなんとなーく探し続けて、たまたま横浜を通りがかった時のことです。あの街には「パーツとオンライン販売が充実していて秋葉原、池袋、渋谷、大井にも店舗があるアノ頼れる模型ショップ」と「子どもとおっきいお友達が貸しレイアウトに群がる新品も中古もあるアノ模型ショップ」と「ガラスケースに入った充実した品揃えを尻目に皆んながカゴに入ったバラシジャンクに群がるアノ模型ショップ」がありますね?ちょっと前までは横浜駅西口を起点に串刺しで巡ることができたんですが、レイアウトのお店が東口に移転してしまったので不便になってしまいましたね。ともかく、一番駅から遠いバラシジャンクのお店に行った時のことです。私も普段はカゴにしか用が無いのですが、その時は混んでいたのでブラブラとガラスケースを冷やかしていたんですね。

f:id:daitaitetsu:20201112143818j:image

f:id:daitaitetsu:20201112143541j:image

↑そしたら見つけましたよ!一番端のケースの一番下段のこれまた端にひっそりと置かれた「ジャンク品 動力・ライト確認済 税込11,000円」なコイツを。中身が見えるようにディスプレイされていましたが、壊れやすいプラ製パンタも無事で状態は良さそうというかむしろ綺麗。ちゃんと紙ケースもあって動力・ライトに問題が無いのに何故ジャンクなのかはわかりませんが、即座に店員さんを呼んで購入しました。おまけに10%オフセールだったのでお会計は9,900円と1万円を切りました。やりました!念願のモデルを納得できる価格でゲットできました!ᕦ(ò_óˇ)ᕤオークションでは増結セットのほうが高く、それだけで1万円超えてたりしますからね。基本セットもついて1万円切るならお買い得だと思っています。基本セットが元から持ってるのと合わせて2つになりますけど、売ってもよし、カラーリング変更にチャレンジするもよし、状態次第ではパーツ取りにしてもいいかなと。カラーリング変更はちょっとチャレンジしてみたいですねぇ。銀地・青帯・ハートマークのフランス・スイス共同運行仕様はKATOがラウンドハウス限定で出した「フランス・スイスタイプ」がありますから、やるならそれ以外でしょうか?うまく資料が集まったら検討しましょう。

f:id:daitaitetsu:20201112161724j:image

↑とにかく、30年以上の時を経て10両フル編成を仕立てることができました。1/160ですからちょっと小さく感じますが、世界最速の名を欲しいままにしていた貫禄は十分感じられます。それにしてもいいカラーリングですねぇ。純日本型なローカル駅にも何故だか妙にしっくりきます。オレンジの色味を除けば小田急ロマンスカーと同じ配色だからかな(笑)

車輪も綺麗で走行問題なし、パンタも無事、ボディの傷も色褪せもない美品でしたので、特に整備は必要ありません。本当になんでジャンクだったんだろう?まぁまぁ、せっかく揃ったので各車見ていきましょう。

f:id:daitaitetsu:20201116163550j:image

↑ちょっとひねくれて箱絵とは反対側を観察します。まずは基本セットのM1・動力車。模型的にもモーター車になっています。実車は両端が動力車の準動力集中方式をとっています。「準」なのはお隣の車両の片側の台車にも電動機を積んでるからですね。

f:id:daitaitetsu:20201116163622j:image

↑連結しちゃえばほとんど見えない妻面もしっかり作り込まれてますね。感心。

f:id:daitaitetsu:20201116163543j:image

f:id:daitaitetsu:20201116163604j:image

↑お隣の客車とはドローバーで連結されます。結構力を入れないと連結できないのですが、三十年近い時が経過して素材も劣化してるでしょうから、折れやしないかとヒヤヒヤします。f:id:daitaitetsu:20201116163537j:image

↑パンタは時代を先取りしたかのようなプラ製です。今では珍しくないですが、当時は相当珍しかったと思います。造りはすごく細かくて、一度バラけると戻すのがすごく大変です。私は今回いじっている間に二度バラかしました…(´Д` )

f:id:daitaitetsu:20201116163616j:image

↑お次は基本セットのR1・一等客車です。半連接構造で動力車側は普通のボギー台車、反対側が連接台車です。

f:id:daitaitetsu:20201116163534j:image

↑増結セットのR2・一等客車。こちらは完全なる連接構造。

f:id:daitaitetsu:20201116163540j:image
f:id:daitaitetsu:20201116163553j:image

f:id:daitaitetsu:20201116163556j:image

↑車体と連接台車はΩ状のフックで連結します。私の持っていたものも、今回手に入れたものもフックの破損はありませんから、意外と丈夫なんでしょうか?後年のKATOの小田急Hi-SEなんかはフックがよく折れると聞きますがねぇ。

f:id:daitaitetsu:20201116163531j:image

↑増結セットのR3・一等客車。ここまでの乗降ドアは全てM1側についています。
f:id:daitaitetsu:20201116163527j:image

↑基本セットのR4・ビュッフェ&二等合造車。R3側がビュッフェ、R5側が二等です。カウンターで片言のフランス語でワインとペンネを注文して、300km/hで流れ去る車窓を眺めつつ舌鼓を打つ…なんてことは私には一生無い気がします(笑)せいぜい新幹線でスジャータの硬いアイスを削って舐めるのが関の山ですね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
f:id:daitaitetsu:20201116163619j:image

↑基本セットのR5・二等客車。ビュッフェを挟んで一等・二等がキッチリ分かれています。二等旅客が一等車内をウロつかないようにと、そういうことですかね。日本でもA寝台なんかは編成端についてることがありましたね。グリーン車はど真ん中ですけど。そう、先ほどのビュッフェ合造車以降の乗降ドアは全てM2側についています。
f:id:daitaitetsu:20201116163600j:image

↑増結セットのR6・二等客車。
f:id:daitaitetsu:20201116163607j:image

↑増結セットのR7・二等客車。
f:id:daitaitetsu:20201116163611j:image

↑基本セットのR8・半連接の二等客車です。
f:id:daitaitetsu:20201116163546j:image

↑そして基本セットのM2・動力車。模型的にはモーター車からモーター、シャフト、台車のギアを抜いた構造です。

f:id:daitaitetsu:20201128185940j:image

↑以上、短め車長の10両編成でレイアウトへの収まりも良い感じです。30年近い時を経て初めてフル編成を拝みましたが、TGV!カッコイイですね!少年の頃の目の輝きを取り戻せそうです(*゚▽゚*)

それでは、走る姿を見てみましょう。

https://youtu.be/QAmeCBoKn8A

【走行模型】

KATO 10-091 10-092 TGV

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★

走行の安定性★★★★

走行の静粛性★★★★

取扱いの容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★★

総合評価:★★★★

三十数年前の製品とは思えないほどよく作り込まれています。

集電板を磨いてあげれば動力はとても快調に動作しますね。

構造は簡単なんですが、ボディがやや薄く、ドローバーや連接台車のフックが破損しないかややヒヤヒヤするので星一つ減。

入手から三十年越しで拝めたフル編成は魅力たっぷりです(≧∀≦)

KATOのSud-Estにはあと緑のビニールケースの品番10-198がありますね。紙ケースのとなんかちがうんでしょうかね?中古で見かけたら買ってしまいかねない危険な興味です(笑)KATOが出してるほかのTGVも欲しくなっちゃいますね…危険だ(笑)

今日も「大体」のところで楽しめました(^^)

■プチ加工してみた!■GREEN MAX 4007 JR119系5100番台 JR東海色ほか

この記事を書き始めた10月の上旬までは夏日がぶり返す日もあって、半袖で汗をかきながらクーラーなどつけちゃったりしたものですが、10月下旬になったら寒くて毛布にくるまって寝ています。変化が急過ぎて身体壊しちゃいそうですよね(*_*)

私が模型をいじったり走らせているのは自宅の小屋裏収納なんですが、冷暖房不完備なので暑さ寒さの影響をモロに受けます。寒いのはまだしも、夏はミニ扇風機を回しても長時間の滞在は厳しく、勢い、夏は模型から遠ざかりがちでした。寒いのは着込めば何とかなりますので、これからの季節は模型いじりの時間が増えそうです(^^)

 

f:id:daitaitetsu:20201013163938j:image

↑さて、そんな夏にもプチ加工は楽しんでおりました。題材はグリーンマックスの119系5100番台JR東海色の2両セットです。

ジャンク品で送料入れて2,000円ちょっとで購入したものです。安い!まぁ、マイクロエースでも鉄コレでも出てますし、国鉄色ならKATOからも出てますからね、現在コレの人気が無いのは頷けます。定価は驚愕の13,800円ですΣ(゚д゚lll)ビックリするなぁ…

 

f:id:daitaitetsu:20201014144516j:image

↑中身は走行歴もそれほど無いようで綺麗です。品番4007で発売は2008年頃なのかな?動力はTOMIX製です。0番台とか5000番台とかは後にGM製動力を使用した新製品も発売されていますが、5100番台は発売されなかったのかな?


f:id:daitaitetsu:20201014144520j:image

↑モノは綺麗ですが屋根上のパーツ類が欠品しているためジャンク扱いです。何が無いんだ?ベンチレーターとアンテナと信号炎管と避雷器と…ヒューズボックス?

 

f:id:daitaitetsu:20201015100408j:image

↑実はGM動力を装着した謎の5100番台を先に入手していたりします。ボディは品番4007のものと同じ…に見える。あ、ボディの取り付け向きが前後逆ですね(^^;)カプラーが切断されていて前面下側がスカスカです。じゃあTNカプラーを…と思っても台車が干渉して取り付けられません。どうしろと言うんでしょう(^^;)あと、コレにはライトユニットがありません。

 

f:id:daitaitetsu:20201015100404j:image

↑屋根上機器は一通りついていますので、これを参考にパーツを入手していきましょう。

 

f:id:daitaitetsu:20201029235113j:image

↑さらにさらに、品番4005の5000番台2両セットも持っています。謎の5100番台とともにケース無しジャンクとして購入したもので、1両あたり800円くらいで買ったんじゃないかな?ケースが無い以外はパーツ欠品や破損もなく、走りも問題ありません。まとめて整備していきましょう。

 

f:id:daitaitetsu:20201019110656j:image

↑まずは足りないパーツの調達から。こちらは「GREEN MAX 97-2 一列ジャンパ栓・アンテナ・大型ベンチレーター(119系他)」です。そのものズバリなパーツで、ヒューズボックスもここに入っています。アンテナは四角い台座が無いタイプ。


f:id:daitaitetsu:20201019110705j:image

↑「GREEN MAX 8015 角型(小)ベンチレーター(ホイッスルカバー・アンテナ)(4枚組)」。119系5000番台、5100番台の屋根には大小2種類のベンチレーターが載っかっていて、これはその内の小のほう。こちらのアンテナは四角い台座付きのタイプ。


f:id:daitaitetsu:20201019110648j:image

↑そうそう、貫通幌も必要ですね。「GREEN MAX 8619 貫通幌(角型 グレー)」を用意しました。

 

f:id:daitaitetsu:20201029235256j:image

↑説明書に屋根上機器の注意書きがあります。ベンチレーターの切り欠きの向きとか決まってるようなので、よく読んで取り付けます。アンテナは実車写真も参考にして台座無しのものを取り付けました。


f:id:daitaitetsu:20201019110651j:image

↑こちらは一列ジャンパ栓パーツなるものを取り付けたところ。パーツは無塗装ですので塗装が必要です…が、ボディベース色のクリーム10号が手持ちに無いので、クリーム1号から勘で調色しました。

 

f:id:daitaitetsu:20201019163034j:image

↑ふむ…このジャンパ栓パーツはひっくり返すと穴が開いていますね。コレは「付けられるものならジャンパホースを付けてみよ」という挑戦ですね。受けて立ちましょう。ここら辺から私なりに工作熱が上がってきました。


f:id:daitaitetsu:20201021112539j:image

↑手近に転がっていた黒いエナメル線をジャンパホースのつもりで付けてみました。良い感じですが、模型的にはもう少し太い方が目立っていいかもしれませんね。


f:id:daitaitetsu:20201019110700j:image

↑非パンタ側の前面には貫通幌を取り付けてみました。顔が引き締まって良いですね!

前面にはあと編成番号表示が欲しいですね。付属のシールは大きさも種類も半端で役に立たないから、自作するしかないですねぇ。

 

f:id:daitaitetsu:20201022093820j:image

↑パソコンで極小シールを作成しましたが、家庭用インクジェットプリンタと安価なシール用紙では綺麗に印刷できませんでした。じゃあ、手書きしかない!ということで、小さく切ったケント紙にロットリング社のイソグラフ0.13mmで書いてみましたよ。

 

f:id:daitaitetsu:20201021101703j:image

↑窓裏から取り付けてみました。まぁ、無いよりはいいか(笑)自己満足でいいのです( ´ ▽ ` )


f:id:daitaitetsu:20201021101712j:image

↑さて、編成番号表示とかを調べるために実車画像を検索すると、乗務員室下部の何かの機器(?)、ブレーキ配管、ステップがとても目につきますね。気になっちゃったので、これは是非模型でも再現したい!ということでパーツを探してきました。「TOMIX PZ6287 ステップ(103系用 L/R 配管付/無 各2個入)」です。TOMIXのHGな103系のパーツですね。実車の垂直な配管に対してこのパーツは角度がついていたりとちょっと違うんですけど、大体の雰囲気は出るんじゃないでしょうか( ´∀`)


f:id:daitaitetsu:20201021101652j:image

↑中身はこんな感じ。左右と配管あり・なしで2種類ずつ入っています。


f:id:daitaitetsu:20201021101655j:image

↑ポン付けはできないので、パーツの一部をカットして接着します。


f:id:daitaitetsu:20201021101716j:image

↑こんな感じ。


f:id:daitaitetsu:20201021101707j:image

↑何かしらの機器っぽいものは角プラ棒を適当に切り出して接着。

 

f:id:daitaitetsu:20201026095838j:image
f:id:daitaitetsu:20201026095843j:image

↑灰色9号を筆塗りしたら…おぉ!なんか良い感じですね(^^)大体なディテールアップですが、前面の細密感が増しました。

 

f:id:daitaitetsu:20201026111804j:image

↑5100番台出場。

 

f:id:daitaitetsu:20201029235330j:image

↑5000番台も同様の細密加工を施して出場しました。

それでは走行動画に参りましょう。5100番台セットにあわせて5000番台もすれ違いで参加しますよ(^^)

https://youtu.be/uebQtS_QDLE

【走行模型】

GREEN MAX 4007 JR119系5100番台 JR東海色ほか

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★

走行の安定性★★★★

走行の静粛性★★★

取扱いの容易さ★★★★★

溢れ出る魅力★★★★

総合評価:★★★★

もともと見た目は悪くないので、プチ加工でさらに細密感が増しました。

動力はTOMIX製なので、古いながら安定して走ってくれます。

構造は簡単ですので取り扱い易く、加工も気軽にできます。

JR東海カラーって馴染み薄いのになんか好きなんですよね。2020年の段階では今さらなモデルですが、手を入れたことで魅力と愛着が増しましたよ(^^)

今日も「大体」なところで楽しめました(^^)

 

■西武4000系まつり■MICRO ACE 西武4000系(A-7394「52席の至福」、A-7395 「ベンチレータ撤去 SIV」)

長く厳しかった猛暑の記憶も薄らぎ、長雨の寒さに毛布を引っ張り出すようになりました。まだ「秋だなぁ」と言い切れるほどではないですが、着実に季節は変わっていますね。

そんな秋に唐突に私の家で「西武4000系まつり」が開催されております。仕掛け人は狭い範囲の人々の心のヒダを巧みに突いてくるマイクロエースです。

 

f:id:daitaitetsu:20201004170415j:image

↑まつりその1「MICRO ACE A-7394 西武4000系52席の至福」4両セット」。マイクロエースしか商品化しないであろう、レストランカーに改造された4000系です。


f:id:daitaitetsu:20201004170412j:image

↑まつりその2「MICRO ACE A-7395 西武4000系 ベンチレータ撤去 SIV 4両セット」。マイクロエースしか命名しないであろう、無味乾燥なネーミングの4000系です。まぁ、どの状態がプロトタイプかわかりやすいからいいのか。


f:id:daitaitetsu:20201004170409j:image

f:id:daitaitetsu:20201004170403j:image

西武線ですし、実は持っていない4000系ですしね。二つとも予約して買いました。そう、4000系持ってなかったんですよ…。私は幼稚園の頃から鉄道模型を嗜んでいますが、趣味から遠ざかっている時期が二度ほどあったりします。人生の半分くらいは遠ざかってたんじゃないかな?マイクロエースから4000系モデルが発売されたのが、そんな私の趣味の断絶期にあたっていたんですね。一番欲しかったのは、やはり慣れ親しんだ「登場時8両編成」ですね。再販してくれないかなぁ…

ともかく、ようやくの4000系、しかも二つ同時に手に入れたんですから、並べて眺めて走らせてみようと思います。

「至福」の実車池袋駅の7番線に停車しているのを5番線の急行の車窓から一度眺めたことがあるだけ。普通の4000系に最後に乗ったのはいつでしょう?15年くらい前に秩父線で乗ったかな?8両編成の快速急行に乗ったのはもう20年くらい前になるでしょうか。生きてるなぁ(笑)

ともかく、実車に詳しいわけではないので、いつも通り「大体」で。

 

f:id:daitaitetsu:20201004180534j:image

↑まずはお顔から。手すりが金属製の別パーツになっているのが目をひきます。「至福」編成はスカートが金色なのが目立ちます。「SIV」編成のほうもライトリムが銀色に塗ってあったりして芸が細かいです。

 

f:id:daitaitetsu:20201010162851j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162847j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162855j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162858j:image

↑ヘッド&テールライトの点灯状態。ヘッドライトは電球色に、前面行先表示は白色に光ります。光量も申し分ないです。

 

f:id:daitaitetsu:20201004181419j:image

↑飯能方のトイレ付クハ。屋根上は同じですが、ボディは作り分けられています。「至福」のトイレ窓が塞がれていますね。実車のトイレが大型の多目的トイレと男性用トイレにリニューアルされているのに合わせたようです。芸が細かい!

 

f:id:daitaitetsu:20201004201726j:image

f:id:daitaitetsu:20201006133305j:image
f:id:daitaitetsu:20201004201720j:image

f:id:daitaitetsu:20201006133318j:image

↑「至福」の1号車クハ4009「52春ハート」と「SIV」編成の飯能方クハ4013です。床下機器は共通のようです。

「至福」は4009編成を改造したもので、車番はそのままなものの各車に四季にちなんだ愛称がつけられています。4両編成だから四季はわかるとしても「ハート」って…要素多くない?と思いましたが、編成の定員52名と52枚のトランプをかけてデザインされたロゴマークがトランプの柄になっていますので、そこからのようです。外観からはわかりませんが、乗務員室側の乗降扉は閉鎖されていて、模型もドアスイッチが車体色で塗り潰されています。

SIV」は4013編成をプロトタイプとしていて、商品名にもあるとおりベンチレータが撤去されて屋根上がスッキリしています。塗色は白地に青・赤・緑のライオンズカラー。西武ライオンズの球団歌、松崎しげるさんの『地平を駆ける獅子を見た』の2番で「空青く 風白く 地は緑 炎の色の獅子を見た」と歌いこまれているあの組み合わせです。ライオンズカラーの車両はこの4000系と山口線のレイライナー8500系だけだったりします。

 

f:id:daitaitetsu:20201007124234j:image

↑「至福」も「SIV」も床下機器の一部に色さしがしてあって心をくすぐられますね。

 

f:id:daitaitetsu:20201004211010j:image
f:id:daitaitetsu:20201004211013j:image
f:id:daitaitetsu:20201004211016j:image

↑「至福」のデザインは内外装とも国立競技場を手がけた隈研吾建築都市設計事務所が担当。1号車は春らしく羊山公園の芝桜と長瀞の桜がメイン。躍動的な金色の波は川の流れらしく、魚が泳いでいたり鳥が飛んでいたりと、模型で見てもとても綺麗で楽しいです。っていうか、すごいですよ!この印刷!段差にもちゃんと色がまわっています。ロゴマークも、号車表示も、車いすマークも、ドアスイッチもとても緻密ですね。ちなみに、車端のすみにちっちゃく「4009」と車番標記がありますね。

 

f:id:daitaitetsu:20201010141017j:image

↑「至福」の妻面。実車は全体を淡いゴールドにした後に水色を基調としたラッピングが施されているようで、模型でも妻面にゴールド部分があります。貫通扉はシルバーに塗られていますので、金さん銀さんでとてもおめでたい感じです。

 

f:id:daitaitetsu:20201007124345j:image

↑ボディをはずした状態。手前が「至福」で奥が「SIV」です。

「至福」1号車は座席が取り払われた多目的スペースになっていてスッカラカンです。座席パーツはベージュっぽい色で成形されています。

SIV」の座席パーツは青色です。実車のシートも青ですからね。通学で池袋線を利用していた時、土曜日の試験帰りに4000系の快速急行に乗ることがありましたが、ボックスシートを占領して足を投げ出して眺める車窓はいつもと違って旅情に満ちて見えたものです。練馬高野台駅が開業したとはいえ、高架化が進捗しないでそのほかの駅がみんなまだ地上にあった頃です。

 

f:id:daitaitetsu:20201007124522j:image

↑ボディの内側です。「至福」はそもそも水色で成形されているんですね。「至福」の実車は天井もこだわってデザインされているようですが模型ではスルーです。まぁ、天井までこだわってるのはTOMIXプログレッシブグレードくらいですからね。

 

f:id:daitaitetsu:20201007124750j:image

↑その天井ですが、ちょっと雑さが目立ちますねぇ。これは3号車の天井で、クーラーとベンチレータがあるんですが、焼き潰しでついています。それも、もう少しで天井に穴が開くのでは?というぐらいの勢いで…うーん…なんか見た目も汚いし、作り手としての丁寧な姿勢が感じられません。まぁ、工場の人の話でしょうけど。そもそも設計として焼き潰す必要なんかあるんですかねぇ?昔のTOMIXモデルみたい…。安くないモデルですし、マイクロエースが「技術の集大成」を謳うならこういう所も手を抜かないでいただきたいものです。

 

f:id:daitaitetsu:20201005201356j:image

↑はい、気を取り直してパンタ付きモハに参ります。屋根上は「至福」も「SIV」も全く同じです。ボディも窓の塗り潰し以外は同じかな?

 

f:id:daitaitetsu:20201004195350j:image

f:id:daitaitetsu:20201006135405j:image
f:id:daitaitetsu:20201004195341j:image

f:id:daitaitetsu:20201006135420j:image

↑「至福」の2号車モハ4109「52夏クローバー」と「SIV」のモハ4113です。

「至福」は定員26名のオープンダイニングの車両で、西武秩父方の車端は業務用スペース&荷物置きになっているため窓が塗り潰されています。反対側のドアは外観からはわかりませんが塞がれていて、テーブルと座席が設置されています。

「至福」がトレーラー車なのに対して「SIV」はモーター車になっています。床下機器は相変わらずのレリーフ状ですが、機器の組み合わせは「至福」と違いは無さそうです。

 

f:id:daitaitetsu:20201007153219j:image
f:id:daitaitetsu:20201007153222j:image

↑「至福」2号車のデザインは秩父の山の緑…らしいですが、どちらかと言うと国の特別天然記念物長瀞の岩畳に見えます。金色の流れ、濃灰色の重々しい岩、青い魚と鳥、松の緑…どちらにせよとても綺麗ですね(о´∀`о)


f:id:daitaitetsu:20201004195347j:image
f:id:daitaitetsu:20201004195354j:image

↑「至福」はウリの一つとしてテーブルランプが点灯します。電球色でとても良い雰囲気ですね。これは室内灯を仕込みたくねりますねぇ。

 

f:id:daitaitetsu:20201007210133j:image

↑ボディをはずした状態。手前が「至福」で奥が「SIV」です。

「至福」の座席パーツは紫色でテーブル天板は茶色にぬりわけられています。テーブルランプと相まって窓の外からも目立ち、効果高いです。しかし、室内を不自然に遮る室内灯ユニット支え用の仕切りが邪魔ですねぇ。マイクロエースの仕様なので仕方ないですが、室内灯を仕込んだ時に目立ちそうです。

 

f:id:daitaitetsu:20201007210315j:image

↑「至福」は車端の業務スペースと荷物置きにかかっているカーテンのひだもモールドで再現されています。色さしすると目立って面白いかも。

 

f:id:daitaitetsu:20201007210357j:image

↑もう一方の車端の「ギャラリーコーナー」のカウンターも再現されています。ここ、何するスペースなんですかね?と思ってGoogleの車内ストリートビューを見てこの先にトイレがあることに気づきました。トイレ待ちのスペースですね!実車デザイナーの密やかな心遣い、感服しましたm(_ _)m

 

f:id:daitaitetsu:20201006164316j:image

↑お次はパンタなしモハ。「至福」では1つだけ残されたベンチレータがきちんと再現されています。ボディは同じっぽいです。


f:id:daitaitetsu:20201006164318j:image
f:id:daitaitetsu:20201006164305j:image
f:id:daitaitetsu:20201006164312j:image
f:id:daitaitetsu:20201006164308j:image

↑「至福」の3号車モハ4110「52秋ダイヤ」と「SIV」のモハ4114です。

「至福」はこの3号車がモーター車になっています。マイクロエースだけじゃないですけど、電車編成におけるモーター車は「SIV」のようにパンタ付きモハに設定されることが多いと思いますが、「至福」の2号車はさっき見たようにダイニングカーでテーブルライトを点灯させるのが「ウリ」ですからトレーラーにしたんでしょうね。この3号車はキッチンカーで片側の窓はほぼ塗り潰されているので、再現もそこそこで大丈夫ですし点灯させる必要もありません。

SIV」はトレーラーです。SIVつまり静止型インバータはこのパンタなしモハにぶら下がっています。写真で見える一番デカい機器ですね。このモデルは商品名どおりベンチレータが撤去され、補助電源装置が電動発電機(MG)から静止型インバータ(SIV)に交換されているのが「ウリ」ですから、モーター車にしてレリーフ状にするわけにはいかなかったのでしょう。「至福」と同時期に製品化してるわけですし、モーター車の設定は統一した方が当然効率は良さそうですから、コレはマイクロエースのこだわりなんでしょうね。

こだわりといえば「至福」はキッチンカーで水タンクなどの機器を増設する必要から電動コンプレッサーを4号車に移設しているそうですが、模型でも再現されているっぽいですよ。電動コンプレッサーは「SIV」の床下で銀色に塗られているやつですね。

 

f:id:daitaitetsu:20201009220709j:image
f:id:daitaitetsu:20201009220712j:image

↑「至福」3号車のデザインは秩父連山の紅葉です。赤、黄、橙に色づく山と紅葉が綺麗ですねぇ。武甲山も見えます。石灰岩の採掘で削られまくっている様子まできちんとデザインされています(笑)名山と聞かされていたので、実物を初めて見た時はその山容に衝撃を受けたものです。何かこう「しちゃいけないことをしている」というか「山の神様に怒られそう」とかそんな感じ。あくまで個人の感想ですm(_ _)m

 

f:id:daitaitetsu:20201010140249j:image

↑ボディをはずした状態。手前が「至福」で奥が「SIV」です。「至福」の座席パーツはベージュ系ですが1号車より明るく濃い感じ。


f:id:daitaitetsu:20201010140253j:image

↑「至福」はキッチン周りとか手洗いシンクとかドリンクサーバーとかも再現されています。気合は入ってるんですが…


f:id:daitaitetsu:20201010140245j:image

↑モーターが収まりきってなくてせっかくのパーツが歪んでいます。こういうのを見るとやっぱりマイクロエースだなぁ…と思います。

 

f:id:daitaitetsu:20201010162531j:image

西武秩父方のトイレ無しクハ。屋根もボディも同じようです。


f:id:daitaitetsu:20201010162520j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162528j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162513j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162539j:image

↑「至福」の4号車モハ4010「52冬スペード」と「SIV」のモハ4014です。

「至福」は3号車から電動コンプレッサーが移設されてりしていますので、「SIV」とは床下機器の組み合わせが違うのが再現されています。私は実車や機器に詳しくないのでこれが正確かはわかりませんが、マイクロエースは「タイプ」モデルで済ませないできちんとこだわっているっぽいです。


f:id:daitaitetsu:20201010162510j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162524j:image
f:id:daitaitetsu:20201010162536j:image

↑「至福」4号車のデザインは「あしがくぼの氷柱」です。ピンと来ないなぁと思ったら最近始まった冬のイベントで、沢の水を汲み上げてホースやスプリンクラーで斜面にまいて人工氷柱を作っているようです。夜はライトアップとかしてて綺麗そうなので一度見たい気もしますが、夜祭りですら凍え死にそうになる冬の秩父で、わざわざ氷に近づきたくない気もします。デザイン的には金色の川の流れが乗務員室付近で見事な氷柱に変化しています。雪も積もってまさに冬のデザイン。季節感出てるなぁ。


f:id:daitaitetsu:20201010162533j:image

↑ボディをはずした状態。手前が「至福」で奥が「SIV」です。「至福」の座席パーツは2号車の青紫とは違ったピンクに近い赤紫です。そういうところはちゃんとこだわってます。


f:id:daitaitetsu:20201010162517j:image

↑「至福」のテーブル天板は4号車もちゃんも塗り分けられています。

 

f:id:daitaitetsu:20201010165621j:image

↑「至福」編成はマイクロエースが「これまで培った技術の集大成」を謳うだけあって、かなりのこだわりを持ってつくられています。特に塗装は間違いなくピカイチ!それだけに、天井の雑な焼き潰しや座席パーツの歪みがとても残念。ここらへんが丁寧に処理できていたら「マイクロエースプログレッシブグレード」と呼べるものになっていたのでは?


f:id:daitaitetsu:20201010165624j:image

↑品番的に一つ後の「SIV」ですが、「至福」のついでにつくったわけではなく、モーター車の設定や床下機器のつくり分けなんかはすごくこだわっています。西武線好きの人なら細かい作り分けにニヤリと満足できそう。まぁ、一般的にはあまり人気はでないでしょうね(笑)

それでは走行動画に参りましょう。

https://youtu.be/xViLp9IOy_I

【走行模型】

MICRO ACE 西武4000系 A-7394「52席の至福」4両セット

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★★

走行の安定性★★★★★

走行の静粛性★★★★★

取扱いの容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★★

総合評価:★★★★★

「至福」編成の特徴である車体デザインが模型でも見事に再現されています。テーブルランプの点灯化やダイニングテーブル天板の色さしも効果が高くニンマリできます。トイレ窓が塞がれたクハのボディもきちんと表現してあって好印象です。

走りも素晴らしく、低速もよく効いて、そして静かです。

取扱いは容易ですが、各所の工作にマイクロエースらしい雑さが残っていて、長期的には一抹の不安があるので星一つ減。

眺めて良し、走らせて良しと、満足度が高い魅力的なモデルです(^^)

【走行模型】

MICRO ACE 西武4000系 A-7395 ベンチレータ撤去 SIV 4両セット

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★★

走行の安定性★★★★★

走行の静粛性★★★★★

取扱いの容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★★

総合評価:★★★★★

同時発売の「至福」編成とはちょっと違うボディや床下機器がきちんと表現されていて好印象です。

走りも素晴らしく、低速もよく効いて、そして静かです。

取扱いは容易ですが、各所の工作にマイクロエースらしい雑さが残っていて、長期的には一抹の不安があるので星一つ減。

既に発売されている同社の西武4000系セットを持っている人はなかなか食指が動かないでしょうが、西武線好きなら買って損は無い魅力的なモデルだと思います(^^)

今回も「大体」のところで楽しめました。