皆さんこんにちは、「大体」で楽しむ鉄道模型 です。
私の住む首都圏は、新型コロナウイルスによる2回目の緊急事態宣言下におかれ、1月とは思えない春みたいな陽気の日があってもなんとなく外出はためらわれるのでもっぱら家で過ごしています。ある日、大手家電量販店の通販サイトで家族に頼まれた品物をカートに入れたのですが、そうすると「ついでに何かちょっとした鉄道模型の小物でも…」となるのが人情というもので、何とはなしに検索していて思い出すように見つけましたよ、コレを…
↑KATOの「23-143 貨物駅プレート 延長セット」です。発売当時に基本セットを見て「面白いけど高いなぁ…そもそもウチの線路はTOMIXだしなぁ…」と思って買わなかったのですが、今回「延長セットだけなら安く買えるし情景としてレイアウトに組み込むだけでも楽しいかも!」と心変わりして購入しました。最近俄かにコキやコンテナを集め始めたところでもありましたしね(〃ω〃)
基本セットと延長セットの違いは、KATO標準の複線間隔を貨物駅用に狭めるアダプター線路、自動車積卸装置、自動車用パレット、カートレイン用乗降台くらいです。本線に組み込まない私にはアダプター線路は不要ですし、自動車の積卸しシーンを再現したい欲望もカートレインの手持ちも今のところありません。延長セットだけで充分なのです♪(´ε` )
↑セットの中身は軌道プレート×2、道路プレート(黄線入)×2、道路プレート×2(無地)と…
↑路面用のステッカーとジョイントパーツです。さて、どう使うのかと説明書を探したけどありません。
↑「基本セットに付属」の説明書を読め、と書いてあります。ケチ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
まぁ、読まずとも大体わかりますが…
↑白いジョイントは軌道パーツと道路パーツの接続に、グレーのジョイントは道路パーツ同士の接続に使うようです。
↑今回の貨物駅プレートの設置予定地の現況です。場所は都市型駅近くの引込線で、KATOの詰所やTOMIXの橋上駅舎の残骸を置いてなんとなくですが保線基地っぽくしています。最近買ったTOMIXのフォークリフトやひと山いくらのジャンク品に混じっていたシール貼りのコンテナなんかを置いて貨物駅の要素が加わり、カオスな空間になっていました(笑)ここを完全な貨物駅にしましょう。
↑まずは更地にします。置いてあるものを取るだけですから簡単です。私がこのレイアウトを固定式あるいはセクションレイアウトにしないのは、徐々に進化するレールやストラクチャーを楽しみたいからでもあります。もちろん「大体」な性格だからというのもあります( ´∀`)固定式も好きだから本当は大きく作ってみたいんですよ?
↑ともあれ、仮置きしてみました。うん、貨物駅プレート良いじゃないですか!とても良い!適当にコキ、コンテナ、フォークリフトを置いただけで今風の貨物駅の雰囲気バッチリです。
↑あまりにも気に入り過ぎたので、もつ一つ追加で注文してしまいました。二つ設置できるよう既存のTOMIXアパートとジオコレ商店街には退去してもらいましたので、用地の確保もバッチリです。しかし、詰所はここにあると絵的には良いんですが、コンテナの積み下ろしには邪魔ですね。建設位置を工夫しなければなりません。
↑翌日、新しく届いた延長部も設置しました。コンテナを取り扱うのに十分な広さを確保できて存在感もバッチリです。行き止まりのディスプレイ線路ですから、非電化で荷役線の雰囲気に仕立てていくことになるかな。
↑さて、貨物駅を盛り上げるためにこんなのも買っていますよ。KATOの「23-515 TCMフォークリフト FD115(一般色)」と「23-516 TCMトップリフター FD300(JR貨物色)」です。フォークリフトは貨物駅以外でも使うことがあるかも…と一般色にしてみました。購入する際の最初の感想は「高ぇっ…」です。二つ買うと電気機関車が買えちゃうんです、ためらっちゃいますよね(-。-;
↑フォークリフトの中身はこんな感じ。フォークリフトが2台、付属パーツ、ステッカー、説明書です。
↑付属パーツをつけてみました。左が取付け済み、右は未取付けです。まぁ、当たり前ですがつけた方が細密感が増しますね。パーツは接着剤を使わなくてもキッチリはまります。ステッカー貼りは面倒くさいしあんまり効果も無さそうなので割愛しました。
↑TOMIXのフォークリフトと並べてみました。値段もプロトタイプ(TOMIXのにはあるのか?)も違いますから一概に比べることはできませんが、まぁ、KATOの方が見た目は凝ってますね。高いんですから当たり前ですが。
↑裏返したところ。KATOは床が金属パーツになってます。コレが肝です。
↑それぞれに12フィートコンテナを持ち上げてもらいました。TOMIXは持ち上げられずにお尻が浮いてしまいますが、KATOは楽々と持ち上げます。金属製の床パーツのおかげですね。
↑KATOなら、今まさにコンテナを積み重ね中!のような動きのある情景も簡単に再現できます。まぁ、高いんですからこれくらい…(以下略)
↑FD115の実車は空の20フィートコンテナを運ぶこともあるらしいので持たせてみました。20フィートも楽勝ですね。
↑じゃあ、40フィートはどうよ⁉︎と持たせてみましたが、海上コンテナも高々と持ち上げて危な気ありません。恐れ入りましたm(_ _)m
↑お次トップリフターです。こちらはJR貨物色にしました。付属パーツ、ステッカー、説明書が付属します。
↑(上)付属パーツ取付け前 (下)同取付け後
まぁ、付けた方がいいですね(^^; パーツのはまりは結構ユルユルなのでごく少量のゴム系をつけました。
↑こんな感じでアームがビヨーンと広がります。
↑TOMIXの海上コンテナを持ち上げたところ。KATOのだけでなくTOMIX製品も持ち上げられます。
↑問題は持ち上げ方です。印の部分のツメを「ウソッ⁉︎」と言うほどひん曲げてコンテナを掴みます。「折れるなら折れろ!」という覚悟とともに押し込むのがコツです。何回もやったら折れそうで怖いです_:(´ཀ`」 ∠): 実は丈夫な不思議素材なのかな?
↑海上コンテナの積込みシーン。レイアウトという「静」の世界に「動」が表現できて良いですね!買って良かったかも(^^)
↑貨物駅の端っこはどうしましょうかねぇ?線路のジョイナーをはずしてアパートとのあいだにジオコレの塀を置いてみましたが、線路が敷地端まできてるのが違和感ありますし…
↑いずみ荘の人たちも列車が突っ込んでくる危機感を抱きそうです(笑)
↑やはり車止めは設置したほうが良いでしょう、ということで「20-060 車止め線路D 35mm」を買いました。
↑中身は車止め、付属パーツ、ジョイナーはずし。ジョイナーはずし…こんな便利なものがあったんですね。知らずにドライバーで無理やりはずしてジョイナーをガビガビにしてました…KATOの線路は不慣れなもので…(-。-;
↑付属パーツ取付け前(右)と同取付け後(左)
取付けには1mmのピンバイスが必要です。シンプルな設置前の風情も捨て難いものがありますが、今回は模型的な映えを意識して付属パーツありで設置していきます。
↑設置してみました。基地の拡張でいずみ荘の向きが変わりました。うん、これならいずみ荘の人たちも安心ですね。車止めの横のスペースにはのり付きパネルに厚紙を貼ったものを設置してみました。
↑うーん、しかしやっぱりアレですね、詰所がここにあると積み下ろしの邪魔になりそうですね。ちょっとリアルさに欠けてしまいそうなので、詰所の位置を変更します。
↑もう、ここしかないですね。車止めの設置で安寧を得たかと思われたいずみ荘の人たちは立ち退きの悲運に遭いました(;o;)前面の厚紙道路との間に、厚紙の地面を敷き、厚紙とのり付きボードを利用した土台と、やはり厚紙で作ったスロープを設置しました。こんな大体な工作でも、周りの風景がそもそも大体に作られてますからそれなりな雰囲気が出ます。鉄道模型は自由度の高い趣味ですね( ͡° ͜ʖ ͡°)
↑コンテナを置くと空間の密度があがって良い感じです。まだまだ増やせるスペースを作ってしまったのが恐ろしいです(笑)
↑今回導入したフォークリフトとトップリフターも大活躍です。動きを表現できるので風景が活き活きとしますよね。人形も置こうかなぁ。
↑今後コキやコンテナを増やすのが楽しみになりますね。この風景を背景に本線上を列車が走るのを眺めるのも良さそうです(^^)
今回も「大体」なところで楽しめました。