↑鉄道コレクション第22弾の加悦鉄道キハ08です。発売から随分経ったころに家電量販店の店頭にこの第22弾がいっぱい並んでいるのを見て、キハ08狙いで一個だけ買ったら見事に当たりでした!(^^)
買ってからしばらくしまっていましたが、今回はコレをいじってみようと思います。
↑この変テコな気動車の存在は知っていましたが、実車はおろか写真すらまともに見たことが無かったのでいろいろ検索しました。参考にWiki等で調べた情報をまとめておきます。
キハ08系は鋼体化客車の改造により生まれた気動車で、昭和35(1960)年に誕生。キハ40(後のキハ08)形、キハ45(後のキハ09)形、キクハ45形、キサハ45形の4形式がある。キハ40形3両はオハ62形客車から改造され、昭和41(1966)年に形式名をキハ40からキハ08に改められた。キハ08 3は昭和37(1962)年に北海道の苗場工場で改造され北海道内で運用された後、京都府の加悦鉄道に譲渡され昭和49(1974)年から運用。昭和60(1985)年の同鉄道廃止後も保存され今日に至る…と。
なるほど。鋼体化客車の重量級ボディに1エンジンの搭載だったため、非力で使い勝手が良くなかったみたいですね。「狩勝峠越えでは非力さ故に9600形蒸気機関車の補機が必要だった」らしいですけど、それじゃあただのカラフルな客車列車じゃないですか(笑)SL+PDC(Passenger Car改造のDiesel Car)で現代の「SL銀河」のハシリですね。
改造費もかなり嵩んだので少数の改造に留められ、長期にわたって使用されることもなく廃車になっています。時代の狭間に生まれた不遇の車両と言えますね。いわゆる珍車の類なので模型的には人気ですけどね(^^)
↑さて模型です。加悦鉄道保存車がモデルなので「加悦鉄道色」とでも言うべき明るいツートンカラーになっています。
↑まずは分解。塗り替える上回りはフル分解しました。
↑客用ドアが別パーツでした。なんでだろう…開いた状態の再現用?まぁ何かしらの成形の都合なんでしょうね。
↑前面窓パーツは黒Hゴム表現で、ヘッド・テールライトと一体です。点灯を前提としていない個性的なつくりです。
↑今回、別パーツの客用ドアははずしたまま塗り替えることにしました。ドア部の掘りが深く、くっつけた状態だとマスキングが面倒そうだったので…(^^;
↑お手軽に済ませたいので元の塗装は落とさずにそのまま塗り替えに入ります。
まずはGMのクリーム4号を吹き付け。
↑帯部分を残してマスキング。
↑乾燥の待ち時間に屋根にガイアカラーのねずみ色1号を吹き付け。
↑KATOの16番DD51を再塗装した時に調色した自称朱色4号を吹き付けて。
※KATOの16番DD51の再塗装記事はこちら
https://daitaitetsu.hatenablog.com/entry/36456873
↑マステを剥がしてあとはタッチアップをするのみ!…と思いきや…
↑わかりますでしょうか?元の加悦鉄道のマークと車番が凸モールド状に残ってしまっています。意外と立体的だったんですね…(-_-;)
まぁよく考えたらこうなるのは当たり前ですよね。横着しちゃいけませんね…
新たに車番インレタを転写するにも邪魔ですし、何より気になっちゃいますからねぇ…
…やり直します(T-T)
ボディはイソプロピルアルコールのお風呂に浸けました。
というわけで、続きは次回。
塗装の剥離後の再塗装からスタートです。
次回も大体のところで楽しみます。