↑2020年1月にKATOから再販されたクモユニ74です。M車とT車を1両ずつ入手しました。T車だけ買って同じくKATOから新発売になった113系湘南色とつなげる人も多いと思いますが、私は荷物電車単独でも走らせたかったのでM車も導入しました。
残念ながら実車を見た記憶がありません。世代的には子どもの頃に東海道線東京口で目撃していておかしくないんですけどね…(^^;
写真ではよく見ていたので「113系の先頭に立つお客さんが乗れそうにない厳つい四角い電車」は印象深いです。子どものころは「荷物電車」を知らなかったので、何のために連結しているのかよくわかっていませんでした(笑)
↑さてさて、模型です。こちらはT車のクモユニ74 003で、カプラーは「多彩な連結相手に対応した」アーノルドです。
多彩といってもこの0番台車と連結する111・113系、153系あたりで、先頭車がデフォルトでアーノルドカプラーのKATO製品がちょっと思い浮かばなかったりします…(^^;相手方のクハの台車をアーノルドに振り替えるなどの手入れが必要ですよね?他社を含めていいのならTOMIXの品番2300番台、2330番台の超旧製品のクハ111が先頭アーノルドですが、見た目のバランスもとれないから、コレとはつなげないですよね…なんでアーノルドなんでしょう( ´∀`)
というわけで、私はKATOさんの思いやり(?)に反して、今回新発売になった113系ほかとの連結も想定して、KATOのボディマウント密連形カプラーに換装したいと思います。
↑交換の為に床板と台車をはずします。
↑カプラー軸を切り落として、軽く切り口を整形します。この作業、相変わらず妙な罪悪感というか緊張感があって苦手です(-_-;)
↑床板パーツの端っこについている遮光パーツをはずします。
↑私が用意したのは「KATO 740721C3 モハ165 カプラーセット」です。一袋2個入りです。
↑取り付けはポン付けなので工夫いらずです。
↑ついでなのでジャンパ栓受けやホースも取り付けましょう。最近のはちゃんと塗り分けられてるんですねぇ(感心)受けが緑色、ホースが黒色です。
↑ホース付きの前面。
↑受けのみの前面。
大目玉と「荷」の種別表示が独特で、いい顔してますね!
↑こちらはM車のクモユニ74 001です。同じように作業していきます。
↑床板と動力台車をはずしたところ。
↑カプラーポケットの切り落としが中途半端だとボディマウントカプラーと干渉するので、これくらいまで切り落としました。
↑遮光板を取り外してボディマウントカプラーを取り付けたところ。
さて、ボディマウントカプラー化したことにより、台車の動きがかなり制限されました。ジャンパホースもつけちゃいましたしね。安心して走行させるためにカーブの通過テストをしようと思います。
↑TOMIXのC243カーブに置いたところです。パッと見でもう、ほぼアウトですね。
↑C243を真上から見たところ。ボディ同士はギリッギリ触れていませんが、カプラーがジャンパホースに触れています。そもそも、台車がカプラーパーツ基部に当たっている感触があります。通過不可です。
↑TOMIXのC280カーブに置いたところ。いけるかな?
↑C280を真上から見たところ。カプラーとジャンパホースが触れていません。ボディ同士も触れていませんし、台車がカプラーパーツ基部に当たっている感触もありません。通過可能です!
我が「大体」レイアウトの最小カーブはTOMIXのC280ですので、安心して走らせられることがわかりました(^^)
↑これにて整備完了。
いいですね〜、電車の顔に事業用車の愛想の無さと機関車のような無骨さがミックスされて、なんとも言えない良い雰囲気を醸し出しています。
それでは、走行動画をどうぞ。
【走行模型】
KATO 4863-1 クモユニ74 001 湘南色(M)& KATO 4864-1 クモユニ74 003 湘南色(T)
【走行模型の私的五段階評価】
★…1ポイント ☆…0.5ポイント
※★3つが標準です。加減点をする場合は総評で理由に言及しています。あくまで個人の感想です。
外観の細密さ★★★★
走行の安定性★★★★
走行の静粛性★★★☆
取扱の容易さ★★★★
溢れ出る魅力★★★★
総合評価:★★★★
適度な作り込みの細かさで好感の持てる外観です。
KATOのフライホイールモーターの走行性能は安定感抜群です。
走行音は少しだけ大きめかな?
分解やカプラー交換等の取り扱いは何の不安もなく行えます。
現代KATOのクオリティで単独荷物電車を楽しむも良し、113系に併結するも良しと、魅力的な楽しみ方ができます(^^)
今回も大体のところで楽しめました。