「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■ライト不調の原因を探れ■KATO 10-351・353 181系「とき」基本&増結フル編成

皆さまこんにちは 「大体」で楽しむ鉄道模型 です。

 

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↑今回のお題はちょっと古いKATOの181系です。何年か前にネットオークションで入手した中古の「10-351 181系「とき」7両基本セット」です。値段ははっきり覚えていませんが、多分4000円台前半だったかと…安くないと買わないですからね。

これの新品発売はいつなんでしょうかね?181系は超ロングセラー商品過ぎて、古い単品あり、新しめの単品あり、セット販売ありで、それぞれ再生産もいっぱいあったでしょうから、今さら詳しく追うのはちょっと難しいですね。ちなみに手元にあるKATOの平成16(2004)年のカタログには載っています。


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↑基本セットを落札してなんだか満足して、しばらくそのまま眠っていましたが、最近ふと思いついて「10-353 181系 2両増結セット」を2つ一気に手に入れました。ネットオークションで3,000円ちょっと。基本セットにくらべるとちょっと高くなりましたけど、まぁ納得できる値段です。

 

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↑増結セットの前オーナー氏は、平成10(1998)年のクリスマスに朗堂で購入したらしいです。朗堂ってコンテナを販売してるあの模型店ですよね?お世話になったことはないけど。広島県福山市にあるらしいです。私はアホなので最初は「ろうどう」って読んでましたが「ほがらかどう」です、当たり前です(笑)

ふむ、1998年にこの形の増結セットが売ってるんだから、基本セットも少なくとも同年には存在しているはずですね。

 

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↑今回目指す編成は、説明書にある昭和50(1975)〜53(1978)年頃の食堂車の入った12両編成です。やっぱり食堂車は入れたくなるじゃないですか、華やかだし、そもそも基本セットに入ってるからもったいないし(´∀`*)

とすると、あとサハが1両いるな…

 

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↑数日後にネットオークションでサハ180を入手。定形外郵便可な700円のやつを落札しました。KATOの旧181系は本気出すと揃うのが早いです(笑)量が豊富ですからね。

 

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↑手前が追加入手したサハ、奥はセットのモハです。181系は生産時期が長いのでヘタをすると色がまったく違ったりしますが、これはパッと見で色が揃っているからまぁOKです( ´∀`)

 

daitaitetsu.hatenadiary.com

↑KATOの181系ときは前にジャンク単品を寄せ集めて大体な10両編成を仕立てたことがありましたが、その後の車両整理でこの編成は他鉄道に転属してしまっています。手放しては集めての繰り返しです(笑)まぁほら、今回のはセットですし発売時期も違いますし(о´∀`о)

 

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↑さて、編成を整えながら整備していきましょう。まずはカプラー交換から。基本セットはジャンパホース付きのKATOカプラー密連形が装着されていますので、増結セットもアーノルドカプラーから交換します。使ったのは「11-703 KATOカプラー密連形A(黒)(アーノルドカプラー用ポケット対応)」です。

 

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↑車両の整備に移りますが、中古購入品とはいえ基本・増結セットともほとんど走行歴は無さそうで、動力なんかもノーメンテで快調に動作します。ただ、一点だけ難点が…片側のクハのライトがどうにも不調です。線路に置いただけでは点灯せず、指で軽く押しつけてもたまに点く程度。整備して復活させたいですね。

 

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↑車輪なんかはピカピカに綺麗なので、集電板の汚れを疑って分解しました。KATOの台車は、印の軸受部分が汚れてチラつくことがありますからね。先の尖った模型用綿棒でグリグリ磨きました…が、チラつきは直りませんでした。


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↑えーじゃあ分解かー(面倒)

以前の記事でもクハの分解記事をあげてますが、改めて分解方法を…

まず運転台屋根を外します。半欠けクーラーの方を少し持ち上げて、心持ち前方に押す感じにすると外れます。


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↑貫通扉から竹串なんぞを差し込んで屋根を押します。グリグリやっちゃうと貫通扉の窓枠がガタガタになりますから慎重に。


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↑屋根を押してできた隙間に指の爪を差し込んで、屋根の縁を傷付けないように優しく隙間を広げながらパーツのツメを外していくと、そのうちパカッと取れます。


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↑床板は座席パーツのツメでとまっていて屋根を外す前でも取れますが、取り付ける時は屋根を外して座席パーツを押さなければならないので、屋根外しは必須です。


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↑ライトユニットの足と通電用を兼ねたウエイトの接触が悪くてライトがチラつくこともありますが、これはバッチリくっついてて問題無さそうです。この先となると、ライトユニットそのものか、台車とウエイトの間をつなぐ金属板の問題です。


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↑ネジどめされているライトユニットを外してウエイトを外して金属板を露出させたところです…ん?画像の印の箇所…


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↑何やら劣化しています。お漏らししたみたいな跡が(笑)原因はわかりませんが、これが通電不良の原因なんじゃないでしょうか。


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サンポールに浸けようかとも思いましたが、立つのが面倒だったので手近にあった2000番の耐水ペーパーで磨いて接点回復剤を塗布して済ませました。こんなんでも意外と直るもんですよ(´∀`*)


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↑ほらね(笑)チラつきもなく点灯するようになりました。オレンジがかったなんとも言えない色で明るく点灯しますが、これも製品の仕様…「味」だと思って楽しんでいます。

 

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↑これで整備完了。最近ホビーショップタ○○ムのウレタンでセットをまとめるようになりました。少しでも場所を節約したいですからね(-。-;

12両が一つのケースに収まると壮観で、不思議な満足感があります(笑)

 

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↑説明書とにらめっこしながら線路に並べたら準備完了です。それでは、走行動画に参りましょう(^^)

https://youtu.be/YhmkodhgdJA

【走行模型】

KATO 10-351・353 181系「とき」基本&増結フル編成

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★☆

走行の安定性★★★★

走行の静粛性★★★☆

取扱いの容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★☆

総合評価:★★★★

古くからのモデルですが最新製品と比べなければ別段不満の無い外観です。

長編成なことも幸いして、発車&停車もスムーズで安定した走り。

分解が少し厄介ですが、基本的に丈夫な製品ですから安心してフル分解整備ができます。

12両フル編成のエル特急「とき」の姿は堂々としていてとても魅力的です(*≧∀≦*)

今日も「大体」のところで楽しめました(^^)