「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■最近このテの車両に弱くて…■TOMIX 98714 JR 117-7000系電車(WEST EXPRESS 銀河)セット

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↑あ〜ぁ…買っちゃった…

TOMIXのウエストエクスプレス銀河です。関東在住ですから実車に馴染みは無いのですが、思わず買っちゃいました。最近クルーズトレインとか観光特急とか、プレミア感満載のこのテの車両に滅法弱くて端から模型を買ってる気がします。豪華で楽しそうで、大人も憧れる列車ですよね。子どもの頃にブルートレイン583系寝台特急に感じた、非日常への憧れなんだと思います。クルーズトレイン各種はジジイになっても乗れる気はしませんが、ウエストエクスプレス銀河やサフィール踊り子はなんだか乗れそうな気がするのもまた模型の購入欲に火をつけます。乗ったら絶対欲しくなりますからね(笑)

 

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↑フル編成6両は中規模レイアウトでもサマになりやすく手頃な両数ですよね。増結を考えなくてよいので(比較的)お財布に優しい…かな?(-。-;

 

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↑さて。付属パーツを取り付けていきましょう。まずは乗務員室屋根の信号炎管とホイッスルです。ランナーにはいろいろいっぱい付いていますが、使うのは紺の信号炎管2本とグレーのホイッスル2個だけです。特に信号炎管は異次元に転送されやすいので、予備があるのはありがたいことです。無線アンテナとかも、そのうち補修で使うかもしれませんしね。


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↑取り付けたところ。ランナーに造りこまれた治具を使って取り付けるだけです…が、信号炎管はキツいので真っ直ぐに力をかけないと曲がりそうです。ホイッスルはユルいのでゴム系接着剤の力を借りました。今回は幸いに異次元の扉は開かなかったので、紛失も失敗もしないで済みました(^^)v


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↑先頭台車へのスノープラウの取り付け。これは予備がありません。ユルいわけではないのですが念のためゴム系接着剤で取り付けました。


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↑お次はトイレおよび配管パーツです。昔のHGではトイレタンクのみでしたが、最近は配管まで再現してあって凄いですよね。

 

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↑2号車モハ116-7036に取り付けたところです。連結面のミッチリ感は鉄道模型で大事な要素だと思います。線路に並べるにしても何にしても自然に目が行くところですからね。

付属品の取付けはコレにて終了です。では、TOMIXさんの製品紹介ページに書いてある「ウリ」を中心に各車両を見ていきましょう。

 

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↑ウリその1「車体に塗装された瑠璃紺(るりこん)色を再現」

なにせ実車を見たことありませんから「実車に忠実」とか「イメージどおり」とか言えませんが、模型の印刷としては艶やかでとてもゴージャスです。糸くずがメッチャ付きます&目立ちます(・ω・)

 

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↑ウリその2「1・6号車のテーブルランプ点灯式」

最近のクルーズ・リゾートトレイン模型の定番となっているテーブルランプが点灯します。テーブルランプが点灯する模型はいつからでしょうか?意外と古いですよね。ハシリは古いKATOの北斗星セットあたりなのかな?

 

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↑ちょっと点灯の仕組みを見たかったので分解してみました。座席パーツと床板パーツを分離させるには、両者を貫通している台車のビスと固定用のツメをはずす必要があります。

 

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↑ヘッド・テールライトともども印の小さなチップLEDで光ります。


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↑チップLEDは床板パーツ全面にのった基板に4つ付いていて、黄色線のようにヘッドライトボックス、テールライトボックス、ルームライトプリズム両端に入るようになっています。

なんでしょう、素人の感想ですけど、故障とか不具合とかが少なそうな、とても堅実な作りなように思えます。ここまでバラしても華奢な感じはないので安心して取り扱えますし、戻すのも簡単でした。同時期発売のKATOのサフィール踊り子なんかはバラす時にもう少し神経を使いますよね。バラすことまでメーカーは想定しなくて良いんですが、鉄道模型を長く楽しむにはメンテナンスは必須ですからね。取り扱い易いのは良い事です。まぁ、あくまで個人の感想です(^^;

 

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↑ウリその3「先頭車はヘッドライトが追加された姿を再現」

乗務員室屋根上に追加された小さなヘッドライトです。小さくてもちゃんと光ります。なんとなく、ななつ星のDF200-7000を彷彿とさせるヘッドライトですね。

 

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↑ウリその4「車番・号車・銀河ロゴマークは印刷済み」

インレタ転写がないのは面倒がなくていいですね。綺麗に印刷されているとは思いますが、号車表示の下の「WEST EXPRESS GINGA」のさらに下の「THE LONG DISTANCE TRAIN」の文字がイマイチよく読み取れないのは印刷技術の限界なのか加齢による目の衰えなのか…(T ^ T)

号車表示の横にある丸いのは座席種別のアイコンなのですね。ドアの窓間のカラーグラデーションも号車ごとに異なっていて楽しいです。もちろん実車をじっくり見てみたいですが、精密な模型は好きな時に好きなだけ車両観察ができてソレなりの発見があったりして、ソレはソレで良いものです(^.^)

 

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↑ウリその5「各車車内は新規製作で再現」

ウリその6「車内はカラーシート採用」

写真は1号車のクロ116-7016の車内です。グリーン指定席「ファーストシート」の車両で、昼行は1ボックス2名利用×8で定員16名。夜行時は1ボックス1名寝台利用×8で定員8名。この広さと天井高のベッドをグリーン料金で独り占めですからね、往年の2段式開放A寝台なんかよりはるかに安価で豪華です。通路との仕切りがレースのカーテンで薄そうなので、そこだけが気になると言えば気になるのかな?でも、車内を減光しちゃてばそうは見えないのか。うーん、乗ってみたいなぁ(о´∀`о)模型は昼行時の状態が再現されていて、グリーン客専用のラウンジもちゃんとあります。成形色はベージュ。実車の車内はオレンジの座席に木目の仕切り、濃いめのカーペットとなっているようです。

 

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↑2号車のモハ116-7036の車内。

2列シート×7、上下2段のノビノビ座席「クシェット」4名×3区画の26名が定員です。シートピッチの広い2列シートの互い違い配置なんかもちゃんと再現されています。ノビノビ座席もあわせて、普通車指定席料金でこれが利用できるんですから庶民にはありがたい話です。成形色は赤紫です。実車の写真を見ると、照明は暖色、座席背もたれはオレンジとピンク、座面はネイビー、カーペットが紫とベージュで、模様やらが入って色の洪水ですね。全部混ぜると赤紫になるんでしょうか(笑)

 

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↑3号車のモハ117-7036の車内。

2列シート×10、定員4名(夜行時2名)の「ファミリーキャビン」×2の合わせて24名(夜行時22名)が定員です。2列シートは2号車と違って互い違いじゃないんですね。室内灯を支える突起がある部分は実車では「明星」と呼ばれるフリースペースで面白い形のテーブルとかあるんですが、突起がある故か再現されていません。実車のシートが青系だからか、成形色は青紫です。実車の色遣いはもっと多彩ですが、まぁこういうのは雰囲気ですから(´∀`)


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↑4号車のモハ116-7032の車内。

実車は全て「遊星」と呼ばれるフリースペースになっています。


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↑大型テーブルを配したボックス席や…


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↑雲形のカウンター、ベンチとも座敷ともつかない腰かけなど、特徴的な内装がキッチリ再現してあります。グループで乗車したら座席よりずっとここにいちゃうんじゃないでしょうか。昔乗った「あさかぜ」や「さくら・はやぶさ」のロビーカーを思い出しますね(*´ω`*)成形色は実車の木調にあわせてベージュです。


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↑5号車のモハ117-7032の車内。

上下2段の「クシェット」4名×4区画の16名+車椅子対応の1段「クシェット」2名×1区画の計18名が定員です。車椅子対応クシェットは模型で見ても広いですねぇ。多機能トイレも広そうです。実車の色調に合わせたグリーンの成形色となっています。

 

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↑ラスト6号車のクロ117-7016の車内です。

グリーン個室「プレミアルーム」の車両で、昼行時は3名×4室+1名×1室の13名、夜行時は2名×4室+1名×1室の9名が定員です。なんでしょうな、斬新な形の個室ですな。四角い鉄道車両に無駄なく個室を作ろうとするとどうしても四角くしちゃいますが、そこが「デザイン」の力ですな。通路を「く」の字に曲げて部屋の中に広い部分と狭い部分の緩急をつけています。狭い方には一人がけのシートがあるそうですが、私のような小市民はそこに挟まってたほうが落ち着きそうです(笑)

乗務員室側はフリースペース「彗星」となっていて、模型でも雲形ベンチと丸テーブルが再現されています。成形色は実車の木調に合わせてベージュ。

いやはや、個性豊かな車両たちですね。どういうコンセプトでつくられた車両なのか模型でもよくわかります。模型車内見学もなかなか楽しいものですね(=´∀`)

 

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↑ウリその7「ヘッドマークは別パーツで装着済み」

楕円の特製ヘッドマークが装着済みです、細かく印刷されてますよ。

 

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↑取ることはまずありませんが、刺さってるだけなのでスポッと取れます。そのうち特製ヘッドマークで臨時列車とか走ったらそのヘッドマークだけ分売したり…とか?TOMIXはあまりそういうのやらなさそうですね。それにかこつけてマイナーチェンジ版を販売しそうです。あまり考えたくありませんが、「さよなら列車」は間違いなく特製ヘッドマークをつけて、そしてTOMIXはそれを発売しそうです(笑)

 

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↑ウリその8「中間部、先頭車前面はTNカプラー(SP)装備」

スプリング式のTNカプラーが標準装備されています。まぁHGですから当然といったところでしょうか。先頭もダミーカプラーではなくTNカプラーです。連結することはまずないと思いますがね(笑)ノーマルの117系の仕様を踏襲しているようです。

 

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↑ウリその9「ヘッド・テールライトは点灯式で常点灯基板装備」
ウリその10「ヘッドライトは白色LED採用」
ウリその11「ヘッドライトの色違いはカラープリズムの採用で再現」

ヘッドライトもちっこいくせに綺麗に光ります。下部の前照灯は外側と内側で色が違うのですね。

 

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↑ちなみにボディをはずすとこんな感じで光ってます。

 

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↑どうでもいいですけど、ヘッドライトのプリズムはすぐ取れちゃうので分解の際は紛失に注意です。私は少量のゴム系接着剤でくっつけちゃいました。

 

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↑ウリその12「M-13モーター採用」
ウリその13「フライホイール付動力採用」

M-13モーターはM-9モーターの改良版で低速性能のアップがウリらしいですね。走りの部分はあとで走行動画でじっくり確認しましょう。

 

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↑ウリその14「新集電システム、黒色車輪採用」

まぁHGですからね、定番の仕様ですね。新集電システムが出始めの時は転がりが悪かったり車輪がすぐ劣化したりといろいろありましたけど、最近は安定してますね。

 

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↑模型による車両見学会を開催しましたが、実車に凝らされた工夫が模型でもかなり再現されていて見応えがありました。

さぁさぁ、話はこれくらいにして走行動画に参りましょうか。

https://youtu.be/5xKCNJEorSU

【走行模型】

TOMIX 98714 JR 117-7000系電車(WEST EXPRESS 銀河)セット

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★★★

走行の安定性★★★★★

走行の静粛性★★★★★

取扱いの容易さ★★★★★

溢れ出る魅力★★★★★

総合評価:★★★★★

外観の塗装も綺麗ですが、内装の再現もかなり細かいので眺めていて楽しいです。

新型モーターの走りは低速もよく効いて静かです。

最新製品をバラすのには勇気が要るものですが、堅実なつくりでなんの不安もなく取り扱えるのはお見事!

実車に乗りたい気持ちにさせる魅力たっぷりのモデルです(*´꒳`*)

エストエクスプレス銀河…令和の世に「出雲市」「下関」行きの夜行列車が復活するとは嬉しい限りです。東日本でも同じコンセプトの列車ができるといいですね。行先は…「札幌」ですかね?飛行機より安く北海道に行けたら人気爆発だと思いますがね♪( ´θ`)

今日も「大体」のところで楽しめました(^^)