「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■中古整備■KATO 13001 西武鉄道 E851 & レオコンテナセット

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ヤフオクでジャンク一山いくらの中に紛れていたKATOのE851旧製品を発見しましたので山ごと落札してみました。1982年に西武百貨店がKATOに発注して販売した企画モデルですね。一般販売もされたようです。今回落札したものは自己換算でこれ1両大体千円と見込んでいます。E851は随分後にマイクロも出しましたし、KATOからもフルリニューアル品が発売されていますので、今この旧製品を入手しようとしてもそこまで高値にはなりませんが、それにしてもお安い(^^)

 

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↑今回入手した品は、ナンバープレートが「E854」を取付済みで残パーツ無し。ボディに大きな傷や汚れもなく、なかなか良い状態なのですが…


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↑こちら側のアーノルドカプラーが折れて避雷器が欠けています。でもこの程度なら部品の交換で簡単に元通りになりますね。早速お手入れを開始しましょう。


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↑欠けた避雷器にはKATOの「Z03-0335 13001避雷器(銀)」をあてがいます。

 

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↑カプラー交換は台車を取り外さないといけないのでちと面倒ですよ。まずはボディをはずします。構造は同時期のKATOのEF65あたりと一緒です。台車はこの巨大なダイキャストブロックにガッチリと挟まれています。


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↑ダイキャストの両端のこの黒い絶縁兼用パーツを外すのが苦手です。折っちゃいそうなんですよね。写真ではライトユニットがついたままになってますけど、ライト→黒パーツの順に取ったほうが良いです。


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↑今回は動力のお手入れも兼ねてますのでフル分解していきますよ。


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↑カプラーはこのスカート&スノープラウパーツをはずせば交換できます。

写真を撮り忘れていますが、この後台車もフル分解して通電不良の原因になり易い車輪裏側まで念入りにレールクリーナーで磨いています。


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↑KATOのグレーのアーノルドカプラーもストックがあるのですが、なんとなくKATOカプラーのグレーを装着。こうしておくと牽引車両の選択肢が広がりますからね(^^)


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↑あぁ、堂々としていて格好いい…(*´∀`*)

西武池袋線の沿線出身ですからね、懐かしいです。轟音を響かせながらホームを通過していった勇姿を思い出します。実車が廃車になった平成8(1996)年には高校生でしたが、鉄道趣味から離れていた時期なので見にも行きませんでした。12系客車を牽いたさよなら列車…見に行けば良かった(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

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↑KATOのE851旧製品を所有するのは初めてではありません。単品販売と同じ1982年に西武百貨店がKATOに発注・製造したレオコンテナとのセットを持っています。実はコレ、私が幼稚園の頃に買ってもらった初めての「セット」のNゲージです。1982年は西武ライオンズが初めてリーグ優勝&日本一に輝いた年で、池袋の西武百貨店の優勝記念セールで買ってもらったと思うんですよね。とにかく、母親がデパートで私を鉄道模型屋に置いて買い物に行ったのを覚えています。私は鉄道模型屋にいれば何時間でもじっとしているいい子でしたからね(笑)そこで見つけたのが通路のワゴンに「特価3,000円」で山積みされていたこのセットです。幼稚園児の脳みそでも「このセットは機関車1両買うより安い」というのがわかって、「これなら買ってもらえるかも」と期待に胸を膨らませました。それからは次から次へと手にとられて減っていくワゴンの山をじっと見つめていましたね。「残り3つになったら1つ手に取って抱きしめていよう」と決意したのを覚えています(笑)しばらくして母親が戻ってきて恐る恐るお伺いをたてたところ「安いわね、3,000円ならいいわよ」と一発OK!憧れの「セット」のNゲージを入手できたのでした。これがレアゲージの仲間入りをしていると知ったのは大人になってからです。

 

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↑せっかくですので1両ずつ見ていきましょう。まずはグリーンレオコンテナのコキフです。先行して単品で販売されたレオコンテナは赤いコキフに載っていたそうですが、セットのは青いコキフに載っています。車番はコキフ10002。床下品番は802です。

 

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↑グリーン・コキ。車番はコキ10015。


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↑ブルー・コキ。車番は再びコキ10015。ブルーはコキ1両のみです。


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↑ホワイト・コキ。車番は相変わらずのコキ10015。冷蔵コンテナみたいですね。


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↑ホワイト・コキフ。車番は皆さんご推察の通りコキフ10002。ちなみにテールライトは非点灯です。


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↑2両揃いました!ウヒョーかっこいい!(*≧∀≦*)

ちなみにレオコンテナセットの方は「E851」のナンバーを取り付けています。


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↑これがやりたかったんです。E851の重連(๑˃̵ᴗ˂̵)

KATOの新製品も当然のように持っていて、そちらは単品とセメント列車セットで重連にできたのですが、旧製品だって重連秩父の山を越えたいじゃないですか!まぁ私の大体レイアウトはフラットですし、コンテナ列車が西武線内を走ったこともないわけですが(´∀`*)

とにかく走行動画をどうぞ。

https://youtu.be/U0bm_Tfszm0

【走行模型①】

KATO 13001 西武鉄道 E851 & レオコンテナセット【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。

外観の細密さ★★★☆

走行の安定性★★★☆

走行の静粛性★★★

取扱の容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★★★

総合評価:★★★★

首振りスカートは時代を感じさせますが、それ以外は38年前のモデルとは思えない仕上がりです。

新製品のようなスムーズは無いですが、きちんとメンテナンスすれば安定して走行してくれます。

走行音はうっさいですが、旧製品ならではの巨大ダイキャストブロックが走行音に重厚感を足してくれています。

手間はかかりますが分解メンテナンスもし易いほうかと。

轟音を響かせながらホームを通過していった「ジャンボ」…私鉄最大F級電機の魅力たっぷりで私の宝物モデルです(^^)

今回は思い出たっぷりに楽しめました(*´꒳`*)