ヤフオクでジャンク海外モデルをひと山いくらで落札しました。
ゲージが明記されてなかったのですが「HOゲージっぽいなぁ、古そうだけど、ちょっと面白そうだなぁ」と、完全になんとなくで入札、あっさり落札。
届いたのはHOゲージとOOゲージがあわせて24両です。プラスチック製の古い廉価モデルっぽいですが、なんといっても1両あたりの落札単価が数百円です。汚れていたり、台車やパーツがとれていたりしますが、動力も含めて復活させることができればものすごくお買得です。
それでは、整備第一弾はこちら。
イタリアは旧リバロッシ社製の品番1954、「EMD E8 A(2units) VIA」です!
…海外の鉄道も模型のことも何も知らないんですよねぇ。もう呪文ですよ。
でも、わからないんじゃつまらないですから
調べました。
今から書くことは、ネットで調べられる範囲の情報を「大体」でまとめた私なりの備忘録ですので、間違っていても笑ってスルーするか、やさしくご指摘くださいm(_ _)m
EMD…Electro-Motive Diesel。機関車メーカーですね。
E8…Eシリーズと呼ばれるディーゼル機関車のE8という形式。
A(2units)…この機関車には運転台付きのAユニットと運転台無しのBユニットがあるのですが、Aユニットの重連セットということですね。
VIA…VIA Rail Canada。カナダ都市間の鉄道旅客輸送を担う国営企業のようです。
へぇ~~~、ま、何となく理解できました。
青いボディに黄色のロゴが印象的です。ドッグノーズ…っていうんでしょうか。片運転台のビッグボディです。
モーターは1両にのみ入っており、片方はトレーラーです。
「6530」って書いてあるのは機番だと思うんですが、Canadian Pacific Railway(カナダ太平洋鉄道)に導入されて、VIAに移管されたE8は「1800」と「1802」の2機っぽいんですよね。機番じゃないのか?それとも「大体」なのか?そもそも、2両とも「6530」だし…。
ま、いいですけどね。
ジャンクの名に恥じず樹脂製カプラーが折れていますので修復。
そのままくっつけたのでは牽引時の強度が不安なので、真鍮線を埋め込んで瞬間接着剤でくっつけます。少しはマシでしょう。
ちなみにこのカプラー、頑張ればHOのKATOカプラーと連結できました。
さて、この機関車、線路にのせても動きません。ライトは点灯するし、モーターが「ウーン」っていうんですけど、車輪が回転しません。
運良く取り扱い説明書が入っていました。分解方法も書いてあって大助かりです。
前の台車の後ろのネジをはずすとボディがはずれます。前の台車を外したほうがボディをはずしやすいです。
後ろの台車がモーター付きなのですが、取り外すにはこの固定フォークをはずさなければなりません。
こんなの、説明書が無かったらわかんなかったです…
台車をはずすと…ん?ウォームギアになんかベッタリとついてますねぇ…
台車を分解すると…ギョエー!
な、なんじゃコリャ…
キャラメル状の「何か」がもうギッシリベットリねっとりです…
これ、きっとシリコングリスですね。パソコンのCPUとCPUクーラーの間とかに使うらしいですが、こんなもの使っちゃダメですって…動かなくなるに決まってます…しかも経年劣化でだいぶん固まってます…
シリコングリスは灯油で落ちるらしいので、灯油に浸けながら爪楊枝や綿棒で根気よく洗って…
キレイになりました!
しんどかったです…
組み付けて、タミヤのセラグリスをごく少量塗布してグリスアップ。
はい、完成!
おぉー、いいですね!
迫力あります!
ちょっと走らせてみたので走行動画をどうぞ。
https://youtu.be/zB-BTjeffd0
【走行模型】
HOゲージ RIVAROSSI 1954 EMD E8 A(2units) VIA
【走行模型の私的五段階評価】
外観の細密さ★★★
走行の安定性★★★
走行の静粛性★★★
取扱の容易さ★★★★★
溢れ出る魅力★★★★★
総合評価:★★★
実はこのE8に牽かせる客車も同時入線しているので、今後調査と整備を実施します。
つなげるのが楽しみです!
今日も大体のところで楽しめました。