「大体」で楽しむ鉄道模型

「大体」で楽しむ鉄道模型は令和3(2021)年7月にブログURLが変更になりました。肩ひじ張らない「大体」な鉄道模型ライフを標榜しております。「大体」な感じでご覧くださいm(_ _)m

■ジャンクキット再生■GREEN MAX 小田急1000形 未塗装キット 4両編成 その①

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↑近所のホビーオ○にジャンク品としてぶら下がっていた小田急1000形です。GMの未塗装キットを筆塗り塗装で組み上げてあるもので、台車、動力、パンタがついてどれも税抜き300円でした。確かに塗装が乱れていたり接着剤のはみ出しがあったり手すりやスカートが欠落したりしてましたが、動力付きまで300円は安すぎだろうと4両編成になる分だけ入手しました。合計1200円、安い(*゚∀゚*)塗装済みキットの1000形ワイドドア車とかもありましたが、そちらは600円とか800円だったので見送りました。300円に比べたら倍以上ですからね(笑)


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↑写真はいずれもボディだけにして窓も抜いた状態です。ほんとは入手状態の写真も撮っていたんですが、スマホの機種変更の際にデータバックアップに失敗して消えてしまいました…。

入手時のテストでは動力も多少ギクシャクしながらも走りましたし、総じてお買い得だったと思います。ただ、やはり塗装は何とかしたいのと、欠けたパーツ類やはみ出した接着剤は補修したいですね。

というわけで、今回のチャレンジ(笑)はこのジャンクキットをどこまで再生できるか、です!


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↑まずはいつものとおり、イソプロピルアルコールのお風呂にどぼん。使い回しだから液が赤いです。


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↑風呂あがりの状態。かなり丁寧にこすりましたが細かい隙間は落としきれませんね。


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↑前面に塗料が残っているのは接着剤と混ざってこびりついているから。このキット、とにかく接着剤を大量に使っていて、はみ出しが凄いんです。


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↑ボディ内側もこんなです。


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↑デザインナイフやピン先などでなるべくこそぎ落としました。


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↑破損していた乗務員室上のアンテナは取り除いて…


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↑手元のGM西武451系余りパーツから補います。片方のデハのヒューズ箱も欠けていたので適当に補います。


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↑こんな感じ。


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↑こちらは取りはずした前面窓のパーツ。接着剤のこびりつきを落として…


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↑接着剤で曇っている窓部分を車用のコンパウンドで磨いてみました。

 

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↑うん、まあまあかな。


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↑さて次。片方のクハのスカートが無いのをどうにかしないといけません。


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↑適当な色画用紙を切り抜いて作ってみました。本当はケント紙が良かったんですけど、手持ちに無かったもので。ちょっと薄すぎたかな?


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↑お構いなしに付けてみました。うん、まぁいいかも( ´∀`)

 

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↑床下を黒で塗装したいので、メンテナンスを兼ねて動力ユニットをフル分解してみました。

…あれ?床下機器がトレーラーのデハと違う…

 

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↑手元にあったGMのカタログ(No.14、2004年発行)を見るとデハの床下機器は共通です。こりゃいったい何の床下だ。


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↑隣のページにすぐ答えがありました。これは小田急8000形のデハの床下パーツですね。


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↑ちなみに国鉄113・115系のモハ113・115の床下パーツもコレでした。そんなもんなのかな(・・?)

それはともかく、うーん…前オーナー氏は8000形も所有していて途中でこの1000形のと置きかわっちゃたのかなぁ…どうしようかなぁ…

…ま、いっか(*´∀`*)黒く塗って走ってればわかんないですよ(笑)


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↑せっかくなので台車もバラしてメンテナンスをしたいと思います。


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↑フル分解。ダイキャスト製のパーツは車軸押さえと床板集電板への導電を兼ねています。GMの動力台車のメンテナンスポイントは、このダイキャストパーツと車輪・車軸の接点の清掃です。レール踏面を磨いてもギクシャク走行する時の原因は大抵ここです。注油等で汚れが付着しやすくなっているんですが、フル分解しないと磨けないんですよね〜。


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↑車輪ゴムが劣化していて、片方はボロボロに崩れてしまいました。


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↑綺麗に取り除いて交換しました。


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↑台車を元通りに組み上げて、ついでにアーノルドカプラーポケット用のTNカプラーがついていたのをKATOカプラーの密連グレーに交換。

 

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↑今回入手した車両はジャンク品ですので、特にプロトタイプとかは定めずに気楽に再生させていこうと思います。菱形パンタ、小田急ブランドマーク制定前、って感じですね。


次回からは塗装に移ります。

今回も大体のところで楽しめました。